巣窟日誌

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今日のマイナーなニュース

2004-04-28 21:13:23 | ニュース
<選挙違反>井奥元衆院議員の有罪確定 息子の県議選で買収

3年前、千葉でA議員の票があれだけ出たのは、この人のおかげだったんだけれど… A氏本人はわかっているのかな。
「比例の投票用紙に、党の名前を書いてもダメなんです。『A』って書かないとダメなんです。なぜなら…」そういって説明してくれたとき、A事務所の代表として出ていたわたしは涙がでそうになったよ…

こんなことを書くと、クレームだの、脅迫めいたお為ごかしだのが来そうだが…


選挙・候補者のウェブサイト

2004-04-27 10:56:35 | 政治と選挙
先日、蓮舫氏の参院選出馬のことを書いたが、重大な勘違いをしてしまっていた。どうやら彼女の選挙区は「東京選挙区」だったらしい。で、4月22日の自分の投稿に、自分でトラックバックすることになってしまった。

あの日の記述を書くにあたって、蓮舫氏のウェブサイトはチラリと見た。それでも「比例区」と誤解したままだった理由のひとつは、ウェブサイトの情報がそれほど具体的ではなかったからだ。しかし、これはサイト作り手のせいではない。

候補者のホームページには、自分の立候補に関する具体的な事項が書けないのだ。

3年前の参院選ではネットを担当していた。選挙戦に入る前には、「どの選挙に出馬するのかが、ホームページに具体的に書いてない。これでは、いつ・どこから出るのかが、わからない」と外部からかなり指摘を受け、「私どもに任せれば、もっと具体的に書いてあげましょう」とWeb関係の業者(および個人)が複数コンタクトしてきた。が、政治活動期間中の候補者の活動にはきびしい制限があり、そのような内容のことを具体的に表明してしまうと、たちまちどこからか当局に通報が行き、お取調べが入ってしまう。

しかし、立候補する側としては、自分がいつ・どこから・何の選挙に出るかを、早めにアピールしたい。

そこで、こういう場合のウェブサイトには、「この夏、国政をめざす」と書いておいたりする。「国政をめざす」といえば、「国会議員に立候補すること」、「この夏」にある国政選挙といえば「参院選」ということになる。選挙区については、活動している地域をいくつか挙げることで「北海道だ」「全国だ」と、読み手に検討をつけてもらおうということになる。「わたしに投票してくれ」とも言えないし、書けないので、「皆様のご指導・ご支援を…」という表現になる。

さてウェブサイトは選挙には思ったほど利用できない。

政治活動期間中の制限に加え、選挙活動に使える手段の中に含まれて入ないからである。そのため、選挙の公示とともに、候補者のウェブサイトは、応援サイトも含めて、更新を停止しなければならない。ここでうっかりサイトの更新をしてしまうと、対立陣営がたちまち然るべき機関にこの違反を通報してくれて、ひと悶着起こるかもしれない。

当選の暁に、ウェブサイト上で当選御礼などをしてはいけない

これも公職選挙法違反になる。「ホームページに当選御礼がない」というクレームが結構あった。(「選挙に当選したら、シランプリなんですね! 結局あなたも、他の政治家と同じだったんですね」)。「まずいかなぁ」と思いつつ、仕方がないので違反覚悟で文責をスタッフ名(つまり私の名)にし、独断で小さく当選御礼を出した。
独断でやってしまったのは、候補者本人が選挙期間に入るや否や夢うつつになってしまい、何の判断もできる状態ではなかったからだ。

たしか、夜中の3時ごろに「当選御礼」の文字と短いコメントをアップしたが、ありがたくも、さっそく朝一で事務所にクレームの電話がきた。選挙違反を見つけようと、皆で躍起になっているわけだ。


ソフトサンティアの値段…

2004-04-26 22:01:40 | 美容と健康
30年来のコンタクトレンズ・ユーザーだ。おまけにドライアイなので人工涙液が欠かせない。

ロートCキューブでアレルギーを起してから、市販の目薬のほとんどがだめになってしまった。防腐剤の入っていないものなら目が痛痒くならないし、目の周りの皮膚が真っ赤にはれ上がらないでよいのだが、1回使い切りのものはコストパフォーマンスが悪いし、わたしのようにひんぱんに使う者とって、使いきりタイプは大量の空容器が邪魔だ。そこで、眼科医おすすめの自費調剤のソフトサンティアを毎回1箱(10個入)買っている。5mlを開封後10日以内に使い切るタイプの人工涙液で、添加物はホウ酸とpH調整剤のみ。

さて、問題はその値段だ。1年以上毎回、同じ駅前のドラッグストアで買っているのだが、最初の頃は10本1500円で消費税は取らなかった。途中から「今回より消費税をいただきます」とのことで、10本1575円になった。さらにしばらくすると1580円になった。「なるほど、1本単位購入する人に、157.5円という値はつけられないからな」と納得した。(いや、普通は消費税は小数点以下切り下げだけどね。)

本日また新たに10本購入したところ、いつのまにか1600円になっていた。1本につき10円上がってもどうってことはないのだが… いや、些細な値上げだからこそ、向こうも当然の顔で値上げができるのか。

消費税とプラスアルファ分をとるなら、ポイントカードのスタンプを押してくれるとうれしいんだけど。ねぇ、トモズさん。


シンドラーズ・リスト

2004-04-25 22:28:56 | 映画・小説etc.
1989年の2月のことだった。

その日は日曜日で、わたしは美容院へ行く直前に、近くの本屋へ寄った。文庫が並ぶ棚の前に行き、中身の確認をせずに、新刊の文庫本の中で、一番ページ数の多いものを手に取った。その日は、縮毛のための特別なパーマをかける予定だったので、美容院で6時間ぐらい座りっぱなしになるといわれていた。だから分厚い本がよかったわけだ。

それから約7時間近く、わたしはその本を美容院でわき目もふらずに読み続けた。あまりに夢中になっていたので、鏡の中の自分の姿をまったくみることも無かった。後半は読みながら、涙が出てきてとまらなくなった。お釜をかぶりながら本を手にしてボロボロ泣いているわたしは、端からみて奇妙で、美容院にとっては迷惑だろう。

その本は『シンドラーズ・リスト』という、タイトルだった。読み終わってから、わたしはその本を友人に次々と貸し、貸した先々でいろいろな人の涙を絞ったらしいが、あちらこちらに貸しすぎて、ついに本は帰ってこなくなってしまった。

その後しばらくして、映画雑誌の片隅に「スピルバーグが『シンドラーズ・リスト』を映画化する」という、ニュースが載った。わたしは小躍りした。「あのスピルバーグがシンドラーを撮る! スピルバーグが!」

しかしそのニュースの最後には、こう書いてあった。「主演は『ダークマン』のリーアム・ニーソン」 

誰だ、それは? 聞いたこともない名前の俳優。しかも主演作がサム・ライミのB級映画『ダークマン』だって。主演男優の選択は他になかったのか? ほら、例えば何でもやれるトム・ハンクスとか…

ついに映画が完成し、日本でも公開となり、わたしは映画『シンドラーのリスト』を、恐る恐る映画館にいったのである。

ところで、縮毛のための特別なパーマとは、1回ではまっすぐにはならないが、3回ぐらいかけるとまっすぐになるという触れ込みのもので、当時1回1万5千円ぐらいかかった。4回ほどかけたが、わたしの髪への効果は、皆無だった。



マリー・シャープスのハバネロ・ソース

2004-04-24 21:37:22 | 
最近いくつかのお店の棚で見かけて気になっていたのが、マリー・シャープス (Marie Sharp's) のハバネロ・ペパー・ソースだ。まだタバスコソースがかなり残っているので、それを使い切るまでと思って買わないでいたら、辛いもの好きの家族が2種類買ってきた。さっそく、ミートソースに入れて、味わってみる。

さて、下の写真の向かって右の白いラベルは、"HOT" とは書かれているが、あまり辛くはない。ハバネロの持つもともとの風味のためか、原材料に配合されているライムのためか、かなりフルーティ。辛いものがダメな人でも大丈夫だし、辛いもの好きな人なら、辛さより、このフルーティさを味わうべきだろう。

向かって左の金色のラベルは "FIERY HOT" で、こちらはかなり辛く、少なくともタバスコよりは辛い。があまり酸味のない辛さで、むしろ「熱い!」という感じだ。そして熱さの向こうにフルーティさがのぞく。

個人的にはタバスコの風味より、好みだ。

原 材 料 : ハバネロ唐辛子、人参、玉ネギ、ライム、にんにく、醸造酢、食塩、カラシ抽出物
原 産 国 : ベリーズ(中米の小さな国、地図で探しちゃったよ。これからは覚えておくよ。)
輸 入 者 : 有限会社リトル・ベリーズ(素敵な社名だ)

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