確定申告が始まる。
昨年の今頃、1年分の領収書整理と経費の入力とチェックの煩雑さにうんざりしたわたしは、2005年分こそリアルタイムで伝票入力をしようと思っていた。が、またもやこの時期になってから、1年分の領収書を仕分けして、裏紙に貼ると作業からはじめることになった。
しかし、今年のわたしには少しばかり強い味方がある。ナンバリングである。
ナンバリングとは、経理や郵便局などでよく使っている、紙に番号を連番で打つアレ。かつて、経理担当で使っていたときには、別に全然ありがたいとは思わなかったナンバリング。なにしろ、ちょうど良い具合にインクを補充するのも少々コツがいる。インクがなくなってくると、印字はすぐに「3」だか「6」だか「8」だか判別しにくくなる。打ち始めの任意の数字をセットするときには、スティックか何かで地道に一方方向につっついて動かして数字を合わせなければならない。面倒くさい上に、ガチャガチャと大げさな音を出す、とっても面倒くさいヤツ。
しかし、去年と一昨年の確定申告の領収書整理で、いちいちペンで領収書に番号をふるのには懲りた。つくづく嫌になった。時間の無駄だ。ああ、ナンバリングがほしい、ナンバリングが。あれさえあれば、軽快に連番が打てるのに。
そこで、今年のこの時期の備えとして、あらかじめ昨年のうちにナンバリングの手配をしておいた。とはいっても、新品のナンバリングは近くのダイエーでも5000円以上する。こういうときにこそヤフオクだ。結果、1000円で中古品を手に入れた。数字合わせのためのスティック(手に入れたのはライオン事務器製なので、ここでは「ステッキ」と呼ぶべきか)も取扱説明書も付いていないが、まぁ、ナンバリングの機能なんてたかが知れているので、取説なんて必要ないでしょうよ。
あらかじめ数回試しを打ちして、動作を確認。いよいよ紙に貼った領収書の束に、連番を打つ。
ガチャッ、0001、ガチャッ、0002、ガチャッ、0003、ガチャッ、0004、ガチャッ、0005...
出しは好調である。
...0008、ガチャッ、0009、ガチャッ、0110
え?「0009」の次が「0110」?
あわてて別の紙で、ガチャガチャと動作を確かめてみる。
ガチャッ、0111、ガチャッ、0112、ガチャッ、0113、ガチャッ、0114、ガチャッ、0115、ガチャッ、0116、ガチャッ、0117、ガチャッ、0118、ガチャッ、0119、ガチャッ、0220
「0119」の次が「0220」??? あわわ...
どうやら、10の桁と100の桁が一緒に動いてしまうらしい。取説がないために,、直感のおもむくままにあちらこちらを適当にいじくり、数字送りがきちんなるよう調整するのに、1時間以上を要した。その間、10000の桁が別の桁と連動したりして、パニックに陥りかけた。
いと罪深きは、この中古のナンバリング。いやいや、このナンバリング自体に罪はない。人の手を渡るうちに、どこかで誰かが変にいじくってしまっただけだろう。
それにしても、今年の確定申告の準備にも、また無駄に時間を使うことになったようだ。
昨年の今頃、1年分の領収書整理と経費の入力とチェックの煩雑さにうんざりしたわたしは、2005年分こそリアルタイムで伝票入力をしようと思っていた。が、またもやこの時期になってから、1年分の領収書を仕分けして、裏紙に貼ると作業からはじめることになった。
しかし、今年のわたしには少しばかり強い味方がある。ナンバリングである。
ナンバリングとは、経理や郵便局などでよく使っている、紙に番号を連番で打つアレ。かつて、経理担当で使っていたときには、別に全然ありがたいとは思わなかったナンバリング。なにしろ、ちょうど良い具合にインクを補充するのも少々コツがいる。インクがなくなってくると、印字はすぐに「3」だか「6」だか「8」だか判別しにくくなる。打ち始めの任意の数字をセットするときには、スティックか何かで地道に一方方向につっついて動かして数字を合わせなければならない。面倒くさい上に、ガチャガチャと大げさな音を出す、とっても面倒くさいヤツ。
しかし、去年と一昨年の確定申告の領収書整理で、いちいちペンで領収書に番号をふるのには懲りた。つくづく嫌になった。時間の無駄だ。ああ、ナンバリングがほしい、ナンバリングが。あれさえあれば、軽快に連番が打てるのに。
そこで、今年のこの時期の備えとして、あらかじめ昨年のうちにナンバリングの手配をしておいた。とはいっても、新品のナンバリングは近くのダイエーでも5000円以上する。こういうときにこそヤフオクだ。結果、1000円で中古品を手に入れた。数字合わせのためのスティック(手に入れたのはライオン事務器製なので、ここでは「ステッキ」と呼ぶべきか)も取扱説明書も付いていないが、まぁ、ナンバリングの機能なんてたかが知れているので、取説なんて必要ないでしょうよ。
あらかじめ数回試しを打ちして、動作を確認。いよいよ紙に貼った領収書の束に、連番を打つ。
ガチャッ、0001、ガチャッ、0002、ガチャッ、0003、ガチャッ、0004、ガチャッ、0005...
出しは好調である。
...0008、ガチャッ、0009、ガチャッ、0110
え?「0009」の次が「0110」?
あわてて別の紙で、ガチャガチャと動作を確かめてみる。
ガチャッ、0111、ガチャッ、0112、ガチャッ、0113、ガチャッ、0114、ガチャッ、0115、ガチャッ、0116、ガチャッ、0117、ガチャッ、0118、ガチャッ、0119、ガチャッ、0220
「0119」の次が「0220」??? あわわ...
どうやら、10の桁と100の桁が一緒に動いてしまうらしい。取説がないために,、直感のおもむくままにあちらこちらを適当にいじくり、数字送りがきちんなるよう調整するのに、1時間以上を要した。その間、10000の桁が別の桁と連動したりして、パニックに陥りかけた。
いと罪深きは、この中古のナンバリング。いやいや、このナンバリング自体に罪はない。人の手を渡るうちに、どこかで誰かが変にいじくってしまっただけだろう。
それにしても、今年の確定申告の準備にも、また無駄に時間を使うことになったようだ。