Colorful

母が塗り絵を始めた模様。私が実家に置いたままにしていた24色の水彩色鉛筆を使っているらしい。そんなにたくさんの色もなかなか使いこなせないかも、と思っていたら、本屋で園芸の本を立ち読みすると何となく色のイメージができるらしく、使ってみていると、そんなメールの内容が返ってきた。

私は自分の色鉛筆を調達せねば・・・・と思って画材屋に立ち寄ったが、意外といいお値段（笑）。楽天で物色していたら、48色入りでなかなかお買い得の品を見つけました。コメントの多くが良い内容なので、購入。48色は圧巻！見ているだけでも楽しく、少し時間を見つけて塗り絵を始めました。

文具オタクにうれしいSTAEDTLER製。
ケースは紙製ですがそんなのおかまいなしぃ～。


＊ステッドラー色鉛筆＊水彩色鉛筆ルナ48色

白い花

白い花に惹かれる・・・
ハクモクレン・コブシ・ユキヤナギ・ヤマホウシ・タイサンボク・サギソウ・クチナシ・スズラン・アカシア

これからの季節、私が生まれ育った町で美しいのは「アカシア」。都心ではほとんど見れない。アカシアから取った蜂蜜を百貨店で見かけるくらいかな。私が育った町には、大きな砂丘があり、鳥取砂丘に次ぐ2番目の規模らしい。強い風で砂浜から飛んでくる砂をよける「防砂林」としてこのアカシアの木が植えられている。小学校の校歌にも「アカシアの白い花、合歓の木の夢の花よ～♪」なんてあったりするくらい。

花は、藤のような房になっていて、色は白。風に揺れると、さわさわと音を奏でる。青い空、緑の葉、白い花のさわやかな季節が好きだった。町のいたるところにこのアカシアの木が見られる。最近、ふと休憩時間に外に出るとそんな風景が回想される。

何が変わったのか、そんな時間が自分に訪れるようになった。

癒しのガーデン

通勤途中、気づかずに通りすぎてしまっていた。この「ぷち・ガーデン」の前を。

会社の帰り道、今の職場のスタッフと23:00の勤務を終えて帰る途中、普段は利用していない地下鉄の出入り口を利用した。彼女は、「この先に癒されるものが・・・」と言って、私より足を速め、道の脇から、ぷちっと葉をちぎった。ローズマリーだっ。鼻先に持っていく。少し先の花壇には、ローズマリーが元気に茂っていて、その足元にはワイルドストロベリーの白い花と青い実をつけている。私も同じように、ローズマリーの葉を拝借して指先で軽く揉んで、二人で「癒されるぅ～」としばし、立ち止まる。

他にも、鮮やかなチェリーセージ、ラベンダー、レモンバーム、斑入りのパイナップルミントが寄せ植えされている。懐かしい・・・どれも全て以前はベランダにあったものばかりだ。今は、レモンバームだけがかろうじて残っているぐらい。夜はライトアップされていて、ハーブも少しまどろんでいる感じ。

他のスタッフも、この前で同じように和むのだそうだ。今の職場は、短い間だけど、「電話交換チーム」のサポートに来ている。これまで電話を使ったサービスを手がける企業に勤務してきたが、「電話交換手」の仕事を、自ら体験して初めて理解することが多すぎる。早朝・深夜のシフト勤務、評価されにくい業務、決して恵まれていない設備環境・・・。どうすれば、やりがいを持って仕事をしてもらえるのか、昨年から消費者対応研究会で学び続けているまさに「ES（従業員満足）」を高めるという課題を現実の中で確認する。

それにしても、私はこんなに癒されるスペースに見向きもせず、どこを向いて歩いているのか。自分の感度の弱さが恥ずかしくもなり、彼女たちの感性に、また癒されもする。このチームのためにできることをとにかくしなければ・・・。