Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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原口鶴子の青春

2009-01-29 00:02:07 | ちょっと感動
今日は、日中、外出が続きましたが、夜、映画の時間を確保しました。

ジャンルとしては、教育・ドキュメンタリー映画なんでしょうね。

見たのは「心理学者 原口鶴子の青春」です。
日本人女性初の心理学の博士号を取得した女性の物語です。

私のアンテナが独自にキャッチしたのではなく、ブログ読者で時々コメントを下さる空海望さんから教えていただきました。

この映画の監督の泉悦子監督がNHKの「ラジオ深夜便」に出演された際の音源をメールで送ってくださったのでした。

100年前に、日本女子大進学後、コロンビア大学に留学した鶴子女史は、あのソーンダイク博士に評価されて博士号を取得。

しかも卒業式と同日、結婚、29歳で結核で亡くなるまでに、2人の子供を生み育て、研究活動を精力的にこなしました。

実家が裕福であったこととズバ抜けた知力の高さから、次から次へと訪れるチャンスを自分の力で賢明に切り開いて、こんな短期間に日本の心理学研究の礎を築いた女史。

その功績を知っている方は、どれくらいいらっしゃるのでしょう。
私なんて、空海望さんからメールをいただいた時、「誰っ?」って感じでしたし。

しかし、どんだけ、太く短い人生なのでしょう・・・。

感じたのは、彼女の生き方に、まったくブレーキがないということ。

躊躇した時は、常に前進を選ぶこと、それから物事の受け止め方が明るいこと、明治から大正時代にかけて生きた女性なのに彼女が自律的に生きることができた周囲の理解、理解を得るに値する意志や素直さなどなど。

「青春」を語る上で、爽快すぎる生き方が、ニューヨークの景色とともに描かれて気持ちが良かったです。

その後は、泉悦子監督と浜野佐知監督のトークショーでした。こちらがまた強烈でした。

映画の世界は完全に男社会であり、女性監督が生き残れるのは「ドキュメンタリー映画」か「ピンク映画」のような領域で、商業映画や芸術映画で監督をすることは本当に難しいようです。

60歳を迎えたる女性監督たちがもっと描いていきたいのは、共感できる女性たち。

今でこそ、ダイバーシティ・男女共同参画みたいなうねりで、男だから、女だからみたいな垣根はあいまいになろうとしつつありますが、

監督たちが生き抜いてきた女性が仕事と家庭生活を両立するのが困難だった時代を思えば、ここまで爽快に自律した人生を生きてきた女性はまぶしく映るのだろうと思います。

年代の違いか、鶴子女史についての、私の感じ方は少し違ったのですが、どちらかというとこの2人の女性の「馬力」の方に感銘を受けました。

それにしても、明治・大正をこんなに鮮やかに生きた人がいたなんて、近代史を知らなさ過ぎる私です。

最近思うのは、人に向かう仕事をしている私なのですが、本当に知らないことが多すぎるということです。

講師のスタイルは人それぞれ違っていていいと思うのですが、私は、インストラクターであり、カウンセラーであり、ファシリテーターであり、プランナーであり、そして教師でもあると思っています。

ずいぶん漠然とした願望ですが、もっと社会が広い自分でありたいと思います。

幸いにして、今、私がそうあろうとすることに、自分自身がブレーキをかけなければ、誰もとがめはしないのです。

むしろ、お会いしたこともない空海望さんからこのような機会をいただけて、私ってホントにツイてるよなぁって感謝申し上げます。

貴重な情報をありがとうございました。

あなたのクリックで今年も元気 

コメント (2)
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