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Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

仕事の動機

2008-07-22 23:56:13 | ちょっと感動
昨日のテレビ東京の「日経スペシャル・カンブリア宮殿」は社会起業家の特集でした。

昨年1年間、社会事業とは何ぞやを学び、出演者の名前はすでにお馴染みの方ばかりでした。

それにしても、フェアトレードで扱われる商品が年々ファッショナブルになっているのには驚きですね。

以前、情熱大陸で放送されたマザーハウスの山口絵里子さんのことも書きました。→コチラ

今回はピープルツリーを展開するフェアトレードカンパニーのサフィア社長が途上国で作られたプロダクトを国内老舗百貨店に持ち込んでいたのを拝見しましたが、

本当に、ステキなお洋服が紹介されていました。

今から6年前にフェアトレードと言う言葉を初めて聴いた時には、まだ民芸品の延長だったのに、ここまできたんだなぁと感銘を受けました。

このようなビジネスによって、母親が稼いだお金で、学校に行けるようになった子供が増え、子供は母親を誇らしげに思うようになる。

いい話や・・・(涙)

これを機会に、下記のバナーからウインドウショッピング(?)もどうぞ。

ピープル・ツリー


それから本もご紹介

おしゃれなエコが世界を救う 女社長のフェアトレード奮闘記
サフィア・ミニー
日経BP社

このアイテムの詳細を見る


カンボジアの児童買春問題に取り組むNPO法人かものはしプロジェクトの村田早耶香さんも出演していました。

私は、以前から、日本国内にもたくさんの社会問題が散在しているのに、なぜ海外の貧困問題について積極的に取り組むのかということが、恥ずかしながらいまひとつ理解できていませんでした。

しかし、村田さんの話を聴いて

「子供は、国内外問わず未来を担う宝だ」

と考えるからなんだ・・・

仕事の動機がここにある。

だから、私たちの近所で、子供が買春の対象になっていたら、もちろん国内での活動をするだろう。

幸いにして、そんなことは起きていない。だから、海外の子供にってこと。

子供に関わる買春は、貧困の問題に他ならない。

フェアトレードは、経済的に自立できるように、途上国の商品を安く調達するのではなく、

良質な原材料に品質向上のための技術やデザインなどで付加価値を高め、お互いが利潤を分かち合える良い取引をしたと思える国境を越えた取引

NPOフローレンスの駒崎代表が、村上龍さんの給与に関しての質問に「新卒3年目で年収300万円」と応えていました。

彼らの出身大学の認知度は非常に高く、同級生に比べれば給与水準は低いに違いありません。

しかし、あの表情には、困難はあれど、働く動機と仕事がマッチして前例がない仕事の中で、

自分たちで考え、決断し、行動し、そして結果に責任を持ちながら走り続ける者が知りうる

「自律の満足感」

を感じるのです。

慶応大学政策総合政策学部で社会起業を学ぶ授業は定員を超える人気だそうです。

またNPOへのビジネスインターンも増えているとのこと。

昭和的仕事観では理解できない、仕事観を持った若い力が育っています。

サフィア社長も、「Love」という言葉を最後に残していました。

仕事のエネルギーの源泉が、人が皆持つ「愛」。

世の中を変える社会起業家の、どこまでも暖かい言葉でした。

久しぶりにクリックありがとう。



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記念日の書き換え

2008-06-29 22:25:38 | ちょっと感動
こんなこと書くのもどうか思うのですが、6月29日は、元夫との結婚記念日です。

11年前の今日。

で、籍が抜けて、2年半、もっと時間が経ってるように思うんですけど、案外、記憶って消えないものでして(苦笑)

今日はお昼から、あるイベントに参加していました。

モチベーショナルライブ・心のブレーキの外し方 Distiny2008 

カリスマセラピストの石井裕之さんのイベントです。

石井さんの本は、実は読んでいたのですが、すごく熱心に読んだわけでもなく、正直言うと、しばらく積んであったんです。

「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~
石井 裕之
フォレスト出版

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「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法~思い通りに自分を動かす4つの法則~(CD付)
石井 裕之
フォレスト出版

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このライブ、実は、どうしよっかなぁって思っていたんだけど、6月の半ばにキャンセル待ちの案内メールが来て、とにかく行ってみようってことで、決行!

単純なもんです、

Webの「6月29日はあなたの記念日」という、そのコピーに惹かれて行ったんです・・・。

無理に忘れる必要もないんですが、書き換えたかったんでしょうね、私。

でも、あまり、気負いも期待もなく。

エニアグラムのワークショップ以来、心に向かい合う、こういうセミナーって、自分の感情に素直にならないと、新しく心に生まれるものってないのを感じていて、

とにかくリラックスしよう、楽しもう、メモなんか取らずに、とにかく、何か感じられたらいいなぁぐらいでいました。

しっかし、2000人ですよ。北海道から沖縄まで海外からも、しかも老若男女。

こんなにたくさんの人が、心のブレーキ外しや、自分を活かすために心に向かっているのかと思うと、

友人がもっと増えそうだって気がしてきます♪

みんな息苦しさを解消しよう、もっと自分を活かそうとしている人たち。

正直参加するまでは、石井さんって、ちょっと教祖様みたいな人なのかと思ったんですが、自然体な人・・・・

ライブは寸劇を交えたシンプルな内容。

石井さんの同志のパーソナルモチベーターの方が、一人ひとり役者でもないのにいい味出しながら演じてくださり、そこに解説というかMCみたいな感じでメッセージを伝えるそんなライブでした。

多分、何を持っているか、何をしているかで大切にされるよりも、

「ありのままで大切にされること、大切にすること」

そして、自分の欠点を認めて、そして愛してというメッセージ。

異質なものを排除する、自分を苦しめるものを抹殺する、そんな殺伐とした世の中を、明るくしたいという石井さんの活動の「志」に感激しました。

実は、5月の終わりから、私は自分の潜在意識と対話を試みてきました。慣れない試みでしたが、少しわかってきました。

本だけじゃなくって、CDの声だけじゃなく、会ってみてよかった。

握手会の時も、暖かく声をかけてくださり、明日からも今の興奮を「維持」していきたいと思います。

自分の中でブレーキ外しの記念日でした。

明日、新しい行動を2つ追加します。

1日1回、ありがとうございます。

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涙ふくやさしい手

2008-06-28 22:56:25 | ちょっと感動
今日は、疲れが溜まっていたのか、午前中、ほぼ稼動不可の状態。

かろうじて、数日前の読めずじまいだった新聞を読み、

日経の夕刊の記事が目に留まりました。

沖縄慰霊の日に読まれた小学校4年生の嘉納英佑(かのうえいすけ)君(10)の平和の詩の記事をWebで読んでました。

涙・・・

10歳の目から見た平和への願いと誓い。

どんな小さい子供が、こんな大きな平和を願い、目を見開いているのか・・・・。

昨日、禅ネタで「手」のことを書いたのですが、私の手は、今、人の涙をふく優しさを持っていないだろうと思う。

自分の涙をふくだけで精一杯だと思う。

今月は、日々の思いや感じたことを言葉にしています。

でも、自分の中に優しさや暖かさを感じたことはなく、

呼吸法や瞑想を繰り返しながらも、何か自分の中から沸いてくる「やわらかい温度」が実感できたためしがない。

それゆえ、琴線に触れる「子供の無垢なやさしさ」でした。

ベッドの脇に、折り紙と折った鶴を入れる箱を置いています。

一時期、鶴を折りながら、気持ちを静める夜が続いていました。

自分の安寧のために折っていました。

これからは何かのために、祈って、折ってみたいと思います。

今できるのは祈ることだけかもしれません。

でも、小さな子供の大きな優しさから教わった1日でした。

1日1回、ありがとうございます。

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ぐるりのこと。

2008-06-13 23:49:19 | ちょっと感動
神田での仕事を終え、銀座に移動し、映画見てきました。

話題作であり、金曜の夜、立ち(座り)見の方がいらっしゃるほどでした。

ぐるりのこと。

マジでよいですよ・・・・・(涙)

子供を死産で亡くしたことから、妻がうつ病になった夫婦の物語なんですが、夫:カナオ役のリリー・フランキーが最高でした。

もう1回見たいかもしれません。

正直、この映画から感じたことを書くと1週間ぐらいネタに不自由しないかもしれません。

つながりには希望があり、お金やモノに置き換えられない豊かな幸せに満ち溢れた映画です。

老若男女問わずおススメします。

予告編もどうぞ

1日1回ありがとうございます。


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人生を変える五輪に

2008-06-06 23:52:55 | ちょっと感動
バレーボールの五輪予選、オーストラリアとの試合に勝利しましたーーー(感涙)

アジアでは無傷の日本です。

オーストラリアのサーブミスに助けられた格好ではありますが、ジュースに持ち込まれても勝つ粘り強さは、イタリアに逆転負けを喫した後、ずっと切れないですね。

序盤から中盤まで、いい笑顔もいっぱい見ることができました。結果的にジュースに持ち込まれるも、全体的にのびのび感もありいいゲームだったですよ・・・。

私は大学までバレーボール選手ですから、バレーはやっぱり特別なスポーツ。

勝利の瞬間、床に崩れ落ちた植田監督に涙がこみ上げて号泣デスヨ・・・。

1992年に最後にオリンピックに出場した時の主将が、植田監督。そしてまだ、22歳だった荻野選手。

あれから16年。

荻野選手が、「こんな自分だけど、五輪に出たからバレーをここまで続けることができた。」と、そして、植田監督も「五輪は人生を変える」としきりに語る映像が流れます。

私と荻野選手は、同じ年です。同じ北陸出身なので、学生時代からそのすごさは知っていたのですが、若い時は、お世辞でもうまいとは思わなかったし、むしろ頼りなかったです。

しかし、今はすべてのプレーにおいて安定感があり、38歳になった今も、全日本ではおつりが来るくらいの練習をこなしていると言います。

石島(GOTTSU)選手が、ゲーム終了後に、弟のように荻野選手に思い切り抱きつき、荻野選手も健闘を讃えていました。

若い選手と汗を流し、苦しさを分かち、そして手本を見せ、良い影響を与える。

バレー人生を長く、誇り高き時間にする為に、自分の全てを献身的に与え続け、後輩に成功体験を積ませる。

同じ選手であり、メンターであり。

五輪に出ることで、選手としてのキャリアが変わることを知っている2人だからこそ発揮できる、リーダーシップであり、キャプテンシーなのだと思います。

荻野選手曰く、「みんなを五輪に連れて行きたいし、連れて行ってほしい」と。

若手を伸ばして育てていくことで、結果的に自分もゴールに近づくことができる。

仕事でもそうだと思います。私たちの年代は、手本になりつつ人を育てていく年齢です。それでいて、成果は常に求められ。

荻野選手を見ていると両方できるんだという勇気が沸いてきそうです。

誇りに満ちた勇姿を絶対に見てみたい。
泣きたいくらい心から「がんばれニッポン!」

男子バレーの世界選手権の時にはこんなことも書いていました→コチラ

1日1回ありがとうございます。

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魂の喜ぶ道を歩く

2008-06-04 21:44:18 | ちょっと感動
最近、私の周りには、会社を辞めて開業しようという方が多いんです。

このブログに時折コメントをくれる橘 風呼さんもそう。
職場で苦労をともにした仲間でした。

私は、昨年の5月に勤め人生活を終え、準備期間を経て、1月に開業届を税務署に出してきたのですが、彼女も今月めでたく開業をしました。

昨夜は、そのことがうれしく、また、同じクライアントでこれから一緒に仕事ができるうれしさから軽く興奮して寝付けなかったのでした。

睡眠不足や・・・

振り返れば、昨年の今頃、お互いの進路について時間を持ったのが懐かしい。

あの時、2人で話したことを、さかのぼってみると

「魂の喜ぶ方向に進もう」
「アウトプットをしよう」

ということでした。

そしてお互いが、その思いを忘れずに、今日まで来ているのが誠にうれしいのでございます。

私は、開業したての頃は、「不安」や「恐れ」と言ったネガティブ感情を揉み消すことに時間がかかりました。

しかし、それらの感情は、目的を達成するには、マイナスになってもプラスになることはまずないことを、重ね重ね思い知りました。

今でも、たまにそういう感情に支配されそうなことがあるのですが、それらを鎮め、明るい方を目指すにはそう時間はかからなくなりました。

目標と(修正可能な)計画を常に意識し、そしていただく仕事は一切断らないこと、そして

何よりも、絶対的に「今」に集中すること。

正直、最初の1年なんて何があるかわかりません。立派な事業計画が頓挫する人も多いし、予想以上にうまく行く人もいてしかり。

出会い・再会が圧倒的に多い私の毎日です。

でもでも、動いていれば、ひょんなところからいろんなつながりができてくるんですよ、コレが・・・・

彼女はいつも「すべての出会いに感謝します」とメッセージを結びます。

縁とは奇妙なもので、行動すれば必ず自分が成長できる人物に出会い、自ずと能力も視野も、生活の楽しみも拡がるしくみになっているのだと思います。

私の魂は、人と人の間で、気づき、変わり、そして成長を実感することで喜ぶのだと思います。

自分を歪めずに、そして、これからも彼女に刺激をもらいながら精進したいと思います。

友よ、独立おめでとう!
半沢富士子さんのHP:⇒「Navi cafe 半風庵
カードセラピーに関心のある方におススメ、ぜひのぞいてみてくださいね。

1日1回ありがとうございます。


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忘れない上司の教え

2008-05-17 13:44:06 | ちょっと感動
今年は新入社員研修を担当したこともあり、自分が新入社員だった頃に遡って、思いをめぐらせることが多かったです。

新入社員の時に出会った上司の教えというのは、やはりその後の職業生活において、多かれ少なかれ自分なりの行動規範を形作ることになろうかと思います。

私が歩いてきている業界は、基本的には若い産業であり、人材育成のスピードが速く、私も人づくりという点では、早期に育成がしやすい規模と上司が揃った店舗に配属され、その後、転勤を繰り返すことになりました。

私が、この時期に最も強く、教えられたことは

『お客様が喜ぶことを常に考え動け』

ということです。もともと接客業ですから、基本中の基本。

それから、中途採用だけど同期入社の方からは

『熱なった方が負けやで』

これは、感情的になった方が負けということで、今風に言うと、「先にキレたら負け」ってこと。

これも、客商売なんで当然なのですが、自分よりも経験の長い小生意気なアルバイトに対して、素直に頭を下げて教えてもらうことができたことや、女性ばかりのドロドロな人間関係の中でも笑っていられたのも、この言葉のおかげ。

感情の濁流に飲まれて、合理的な判断の機会を逃したり、余計な仕事を増やさないために、救われたひとことでした。

どちらも極めてスタンダードな教えです。

番外編としては、関西人ならではの、おもろい語録

『遅いことなら牛でもできんねんて』

『能ない豚ほど爪を出す』

お客様から「ホルモン焼き」の差し入れをいただいておったあの頃(笑)

いつまでも記憶に残る「新人の頃」の上司の教えでした。

1日1回ありがとうございます。



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大地震と上司の教え

2008-05-16 19:22:33 | ちょっと感動
毎年、神戸の震災を思い出すのは、1月の寒い時期でした。

地震当日、私は、研修の為、神戸の北に向かおうと、駅に向かい近鉄電車(当時、奈良に住んでました)が走っていないことを知り、

家に引き返し、テレビに映し出される神戸の街を見て、何度も回線が不通になっている電話のプッシュボタンを押した記憶があります。

当時、私が勤めていた会社は、フィットネスクラブでした。

阪神地区には、直営・フランチャイズの店舗が非常に多く、被害の大きかった、神戸市東灘区には、開業間もないながらも優秀な店舗がひとつありました。

初年度から、会員数や売り上げ・客単価も順調に伸び、西日本の基幹店でした。

私の最初の上司が、開業時に支配人として着任した後、若手で活躍の目覚しかったG支配人にバトンタッチがなされました。

その矢先に、あの神戸の大震災が起きました。

被害が最も大きかった街に、G支配人の店舗はありました。

被害は大きく、入っていたショッピングセンター全体のダメージが大きく、プールの底は抜け、フィットネススタジオの鏡は割れ、ロッカーは倒れ、

街全体が家屋の倒壊やライフラインの切断などで、大変だった時に、家族の安否を気遣いながら、自分の店の状況を確認に行き、そして街全体の惨事を目にしながら、

いったいどんな気持ちで、街を走り、さまよい、誰のせいにもできない感情を諌めたのだろうか・・・

毎年、春に行われる、全社員が会する会社の政策発表会では、成績優秀者などが表彰されていました。

G支配人の店舗は、当然、業績も良かった訳ですが、その場で表彰されることはありませんでした。

その代わりに、G支配人個人が表彰されました。

表彰内容は

「人命救助」

ステージの上の姿は、終始うつむきがちだったことが思い出されます。

当時、年齢は30歳前後だったと記憶しています。

最初に勤務した会社の記憶と言うのは、だんだんと薄れて行きます。しかし、大切だと思うことのコアな部分は、この会社の上司から学んだと思っています。

「助け合うこと」

私も個人事業主になり、チームで動くことは以前よりも少なくなりましたが、その代わりに関ることができる方々の人数は、勤め人時代に比べて、倍々単位で増えています。

なんだかんだ言って、「助けていただくこと」は多いものです。

「弱ったなぁ」と思う時は、声を出して、助けを求め、逆に、自分ができることで相手の前進に力になれるのであれば、知恵を出し、労力を呈していく。

困った時は、お互いさま。

最近痛感することなのですが、新たに何か学び得ようと思えば思うほど気づくのは、大切なことほど、人生の早い段階で学んでいるということ。

海の向こうの中国では、五輪を前に、あのような惨事に見舞われてしまいました。

国家プロジェクトの遂行と難航する人命救助を並行して行うことは、極めて葛藤を伴なう難しいものと思います。

多くの死傷者が出ましたが、彼らの死が、「犬死」にとならないように、北京五輪が参加者・参加国にとって、平和なスポーツの祭典になることを願います。

1日1回ありがとうございます。


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創業者と後継者

2008-05-04 12:03:32 | ちょっと感動
3月の末に、12年前に中小企業経営を共に学んだ仲間から、電話がかかってきて、先週、卒業以来初めて彼の会社を訪ね、再会が実現しました。

年賀状だけは、やりとりをしていたはものの、同期会でも会えずじまいのままでした。

彼は、最も先代から早くにバトンタッチをされた学生での1人であり、社長に就任したのは30代でした。

会社は、中小企業とて、世界の舞台で戦える最先端技術のプロダクトを開発しています。12年前に比べると、製品の需要はより一層高まり、また就職氷河期に採用できた極めて優秀な若手社員が活躍している楽しみな企業に成長していらっしゃいました。

1時間半ほど、会社の話を聴きながら、専務を交えて組織活性の為のコミュニケーション教育について相談を受け、一緒に組織の中に入って、教育に携わることになりそうです。

それは、今の私には、「ピン」と来ない話であったのですが、うれしい話には変わりはありませんでした。

帰り際に、参考資料として、先代の顧問が4年前に亡くなった時に、葬儀や1周忌・3周忌に列席者に配ったという小冊子を3冊手渡されました。

その日の帰りは遅く、読むことはできず、翌日、移動中の電車で読んでいたところ

ヤバイ、泣く・・・・・

そこには、12年前、後継者としては全く「卵」だったり「ひよこ」だった私たちが、偉大な創業者の跡をどうやって後継していくかという課題を背負い、時に憂い、時に根拠のない自信で自分を鼓舞したあの時間を一蹴する言葉が満載でした。

「最先端技術にはロマンがある」

ロマン:感情的・理想的に物事をとらえること。夢や冒険などへの強いあこがれをもつこと

私の父も、当時は良く「ロマン」という言葉を使っていました。今、私の周囲で起業している人の中で、「ロマン」という言葉はあまり聴かれないです。「ミッション」という言葉は聴かれども・・・・。

久しぶりに「ロマン」という言葉の持つ「ベンチャースピリット」を思い出し、眠っていたものに激震が走りました。

そして、「伝統」の考え方について。

伝統というのは、常に新しく何かを創出することが後に続いていくことであり、それが受け容れられるには、常に現代にふさわしい伝統の表現に努めることが必要であるということも教えていただきました。

いかに、日々言葉をまじめに捉えていないか・・・痛感。

大小問わず、創業者から後継者へのバトンタッチをいうのは、本当に難しいものと感じています。経営哲学、技術力、人的資源や資産の継承など時間をかけて計画的に準備されるべきもの。

彼の偉大な父の死は、実に急であったものの、バトンタッチのタイミングの判断や、顧問として若手の技術力の向上の為に、70を過ぎてもなお、最先端の技術開発に若手と取り組んだ日々を知るに、実に、非の打ち所がない創業者だったと思い知ります。

再会した彼は、会社を受け継いだことプレッシャーはないとは言えないまでも、迷いながらもすっかり社長でした。

良き参謀に支えられ、有能な社員の活かし方を試行錯誤し新しく創出することに不断の努力をしていることを知り、私が年初に立てた「腹八分目計画」は4ヶ月を経過した時点であっさり立て直されることになりました。

現在のレベルで体裁を整えても、進歩はない。
荒削りでも、新しく、高度で、性能の良いものにする努力が大切である。

このことも、いただいた小冊子から読み取った内容です。

この再会は、これからの1年間の過ごし方を大きく変えることになりました。

私の仕事にも迷いがなくなりました。

1日1回ありがとうございます。


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新入社員研修を終えて

2008-04-10 23:42:49 | ちょっと感動
4月2日から7日まで新入社員研修に登壇していました。お天気の良い日が続き、穏やかな春の日でした。

いやはや、自分の新人時代、遡ること16年前ですよ・・・・・

中学高校から携帯電話を駆使し、そして就職活動はかなり売り手市場の中、採用になった皆さんです。

どんな特徴があるのかといろいろ作戦も立てていたのですが、基本的には新人らしい純粋さと吸収力に溢れていました。

入社して数日たって、主体的に動くこともできるようになってきた頃の皆さんは、感動的な名言を残して下さりました。

自分が新入社員だったころに比べて、今の若い人たちには、人前で話をするのが上手い方が多いです。

以前、プレゼンテーション系の研修にアシスタントに入った時も、どちらかというと若手の上手さに目を奪われたのを覚えています。

年長者から見れば、多少マナーの面で不安は残るかもしれないけれど、ビジネスマナーなどというものは、相手をどれくらいきちんと思いやっているのか、知っているか知らないか、実践できているかできていないかの問題であり、

基本動作を裏づける考えを理解し、慣れによって身につくものだと思ってはいるのですが、どうなんでしょうか?

「十羽一からげ」に年齢的に下の世代の論じることはできません。

年長者の中にも、おかしなを敬語で話し、こちらがいただく時に困るような、へんちくりんな名刺交換をしている人もおりますし・・・。

だって、それって、年齢関係なしにあくまで個人の問題だと思うし・・・

不出来な部分は、先輩からきちんとご指導いただきたいと思っていますが、少し心配なのは、「IT面」でのマナーです。

今年は漫画が多い本の方が、ダントツ売れているようです。

デジタル時代のマナーとルール
イマジンプラス
シーアンドアール研究所

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結果的にOKなら動機はどうでもいいんです!

仕事で接する研修会社の営業の皆さんは私よりも相当若い方ばかりですが、仕事柄というのもありましょう、本当に気持ちよく仕事をさせていただいています。

基本的に皆さんが素直で清清しい方々であると同時に、言葉は悪いのですが、その会社の場合、まだ若い私と年齢の近い社長や役員の皆さんがきちんと思いやりを軸に「躾」をしているからだと感じています。

別に契約している会社の同年代の社長も、お客様に対しての軸が全くぶれておらず、スタッフにも一体感があります。

こんな気持ちのよい人たちと仕事ができることを幸せに感じています。

「独立すると何かと大変ですよね」って、言われますけど、

「見たんか・・・・」と

関西人的ツッコミで、本来は、ありがたい心配もどう受け止めていいかわかりません(苦笑)。

自分の仕事の責任を取るのは、どんな時も自分であるという状況は、緊張を伴うものですが、

嫌な仕事を我慢しなくて良くなったこと、したい仕事の中で成長を考えることができること、新しい人脈の中で、仕事の実績を積み上げていくことで得られる信頼がまた仕事を運んで来てくれること。

1月に開業届を出して以来、ちょうど3ヶ月、仕事の難しさも多く実感しましたが、たくさんの喜びがありました。

独立1年目、新入社員研修を終えて、数々の感動をいただき、同じ1年生同志、一緒に頑張る日々でございます。

1日1回ありがとうございます


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贈る言葉から

2008-03-20 23:30:55 | ちょっと感動
卒業式の時期になりました。飛ばし飛ばしで見ていた「3年B組金八先生」も、今日が卒業式でした。

教師モノに弱いので、本日ワタクシ、一緒に号泣・・・・・(涙)

金八先生が、生徒一人ひとりに漢字1文字づつを贈った最後のシーンで、「なるほどぉ~」と思ったことがあったので、忘れないうちにメモしておきます。

「優」という字は、言われてみれば「憂い(悲しみ)」の隣に人が立っている。
なるほど、優しさとは他人の悲しみ・物憂い思いに寄り添うことやなぁ・・・・。

「歩」という字は、不思議な字である。
なぜならば、進むはずなのに、少し止まると書くからってのも頷ける。

なんだか、外国語を学ぶことも大切だけど、日本語を漢字から見直したくなった・・・・。

白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい
小山 鉄郎,白川 静,文字文化研究所
共同通信社

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漢字―生い立ちとその背景 (岩波新書)
白川 静
岩波書店

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小学校の時の卒業文集の最後に、ある先生が「お隣さんは、どうしたんだろう、そんな気持ちを持った大人に成長してください」と書いてくださいました。

あれから、20年以上たって、近年「『お隣さんは、どうしたんだろう』そう思う気持ち」、それこそが「思いやり」なのではないかと、実感しています。

何も難しい言葉はいらんってこと・・・

人生にとって大切なことは、ずっとずっと前に習っているものなのに、忘れてしまっていることが多そうです。

3年B組に「たのきんトリオ」が出ていた頃から、比べれば金八先生も随分年を重ねていらっしゃいました。昨今の子供たちを取り巻く環境をうかがい知るに、子を持たない一人の大人としても年々考えさせられることが多いものです。

そんな中、やがて新入社員研修の時期を迎えます。

1日1回ありがとうございます




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セルフモチベーションマネジメント

2008-01-27 19:10:57 | ちょっと感動
先週は、自らの研修や研修のアシスタントなどが続いて、移動時間も長かったりで、ちょっとお疲れモードでございました。

そんな週のとある1日、研修を終え、ヘトヘトになりながら、(株)リンクアンドモチベーションの小笹芳央社長の講演に向かいました。

感想としては行って良かったの一言に尽きます。

ネット上で、この講演の情報を探りあてた自分をまず褒めてあげたい・・・(涙)

アンタはエライ!

もともと、(株)リクルートで採用を取り仕切っていた頃から講演の機会も多かったでしょうし、その後の努力もあって、話が上手いのはさておき、めちゃくちゃユーモアがあって、話し手としては非常に魅力的でした。

この日の講演の内容は、小笹氏の自分のモチベーション管理に関する内容で、このようなテーマに関するオーダーは始めてとのこと。

ご自身の経歴の中で、乗り越えるべきターニングポイントでのモチベーションの維持・高め方についてお話くださいました。

交流分析やその他心理学を学んでから、この手のお話に出てくる内容については、はじめて聴くという内容は少なくなっては来た私ですが、しんどい時を乗り越えて来た自分と小笹氏の話す内容が結構リンクしていてました。

ふりかえれば、「あぁ、あれで良かったのかなあ」と思ったりしています。

読者の皆さんの中にも、今、現在、思うように前進できない状態が続いている方もいらっしゃるかと思うのですが、乗り越えるには「変えられるものにエネルギーを集中し、逃げずに向き合う」ことが大事であると、小笹社長の話の中でも触れられていました。

変えられるものは何か?

それは「自分・未来・思考・行動」

逆に変えられないものは何か?

それは「他人・過去・感情・生理反応」

負の感情にさいなまれるのは、人が誰かと関わって生きていく以上いたし方がないこと。とわかっていても、私たちは、長期間に及び、このウツウツとした状況に寄り添ってしまうことが往々にしてありませんか?

その時の小笹氏の乗り越え方としては、自分に対して

「ちょうど、良かった。これをきっかけに○○しよう」

と考えるとのこと。

これも、リフレーミングやなぁ・・・・

取り返しのつかない大失敗や危機に陥る前に、問題が起きてくれてよかったと考えること、そして今後に向けた問題解決にフォーカスしていくことこそが大事だということ。

私たちの成長は、一次関数的なグラフのようにはいかないものです。

常に、階段を上るように、歯を食いしばって粘り強く辛抱したフラットな時期を乗り越えて、伸びを体験し、

この伸びを経験することで、自信を持ち、自分の未来が信じられるのだという、小笹氏の言葉は、ふりかえれば私も強く実感することがあります。

そして、今の私にピンポイントで響いた言葉

「ダイナミックに変わるために、周りからの評価と積み上げてきたモノを手放す勇気」

年明けから、本当に大丈夫なのかなぁと思っていた私の仕事も、おかげさまで案外順調に仕事が入ってきているのですが、講師としてこれまでの分野と別の分野にもっと教育の分野を広げていく必要性を感じています。

それは、結構しんどかったりするのですが、独立して1年目には1年目の産みの苦しみがあると覚悟はあり、丁寧な仕事と研修のフィールドを広げる勇気を持ってして、今は、腹をくくる時なのだろうと思っています。

最近、多様な価値観を束ねて行く上で、報酬やポジションではなく、生身の人の働き甲斐にきちんとフォーカスしたマネジメントの重要性を、経営者としてきちんと説く40歳代の社長の話を身近に聴く機会が多いです。

私の仕事も、働く人の働き甲斐をサポートするものでありたいと思います。

さすがの小笹社長・・・きちんと着火してくださいました。

仕事がうまくいく自分の創り方 モチベーション革命 30の法則
小笹 芳央
PHP研究所

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中央公論新社

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一日1度ありがとうございます。



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SHIBUKASA

2008-01-13 01:31:39 | ちょっと感動
少し前ですが、TBSの「はなまるマーケット」をつけたまま、PCに向かっておりましたところ、番組の中の「エコロジー」を肝にしたあるコーナーで紹介されていました。

SHIBUKASA

渋谷で展開されている無料のビニール傘のレンタルシステムのことです。

店先に忘れられたビニール傘は事業用ゴミとして、有料で処分しなばならないありがたくない存在なのですが、その傘を、急な雨の時に無料で借りて、その後、回収を担当するお店に返却すると「アースデイマネー」がキャッシュバックされるというしくみ。

うーん、新しい・・・
アースデイマネー(エコマネーなのかな?)は、加盟店の飲食などに使えるしくみとなっておるそうな・・・

番組には、シブカサ代表の青山学院大学の末原弘喜さんが出ていました。

これって、うまいしくみですよね。資源の循環型社会を作る上で、3R<Reduce(減量する)・Reuse(再利用する)・Recycle(再資源化する)>の実践が求められている訳なのですが、そこに「Share(共有する)」というエッセンスもこれからもっと必要なんでしょうね。

番組の中では、自転車や自動車の「Share」の事例も紹介されていました。自転車を共有するシステムも千葉工業大学を初め自治体でも機能しているということでした。

シブカサのwebサイトの右側に「社会を作るウェブマガジン」というバナーがあったので、クリックしてみたところ、そこには以前このブログでも紹介した病時保育のNPOフローレンスの駒崎弘樹氏の晴れやかな顔写真がありました。

その他には、社会的問題の解決に取り組み活躍を見せる「ソーシャルクリエイター」のそうそうたる顔ぶれがありました。どの方の記事も非常に読み応えがありました。

そして、驚くことにこのwebマガジンもシブカサを運営する学生団体によって運営されていました。代表の末原弘喜氏の「全ての若者をソーシャルクリエーターに」という記事は、志ある若い世代の社会問題に対する気概を非常に強く感じました。

今年は、自分の生活の中の何%かは、社会事業めいた(?)地域での活動に割きたいと思っています。

このような、強い志と柔軟な発想と機動力を持った若者たちに拍手を送りたいと思います。

あまりに清々しくて、自分が何かいやな垢にまみれているんじゃないかと思ったくらいです・・・

社会問題を嘆く、愚痴るだけではないそういう大人になりたいものです。謙虚に、彼らから学ぶことが多くなりそうです。

関心持てた方は、ぽちっとよろしく



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聖夜の佐野元春

2007-12-26 02:46:02 | ちょっと感動
ここ数年、「はるさんって、どんな音楽聴くの?」とか訊かれても、この人の楽曲が決定的に好きとかっていうのがなくって、買ってまで聴きたいっていう音楽に餓えていたように思います。

ところが、今年の6月に佐野元春の「Coyote」というアルバムがリリースされて、FM放送から久しぶりに流れてきたポップな楽曲に、魂がググッと惹きつけられまして、アマゾンで即買いっ。

COYOTE(初回限定盤)(DVD付)
佐野元春
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前回のアルバムから4年経って、このアルバム、正直、泣きたいくらい私はどの曲も好きです。

今夜も、クリスマス恒例の小田和正のライブで、2人が佐野元春の不朽の名曲「SOMEDAY」を歌っていて、久しぶりにしびれてしまいました。

いくつになったんだろうとWikipediaで彼の名前を検索し、生年月日から算出するに51歳でした。

なんか、すごい、うれしいぃぃ・・・(涙)

以前からYoutubeでも近年の動画を見てたりしました。

そこにいた彼は、私がむさぼるように聴いていた頃と比べると、POPなロックンロール的部分はもちろん健在なのですが、歌詞の扱いがshoutからよりいっそうtalkっぽい感じというか、語りかけるように感じられ、

「これをメロウと言わずして、何と言う・・・」と、PCの液晶画面の前で静かに感動と興奮を味わっていました。

一緒に熱かった時とはまた違う、年長者としての大人の余裕というか、次世代への愛情みたいなものが感じられて、うれしかったのかもしれないです。

でも、私とは世代が違うと言うほど年が離れている訳ではないので、少し先を歩く大人として、めちゃめちゃカッコイイ爽快で成熟した笑顔がそこにあったのがうれしかったのだと思います。

クリスマスを前に、久しぶりに彼の昔の曲を聞きたくなり、今、手元に数枚の彼のCDがあり、懐かしい気持ちで聴いてクリスマスを過ごしました。

TSUTAYAには「大人が聞きたいCDのコーナー」ができていました。

そこには、彼以外に80年代から90年代にかけて、私が聴いた曲、ユーミンやサザン、浜田省吾、CHAGE&ASKA、山下達郎、杏里、岡村孝子、その他にも、稲垣潤一、故:村下考蔵なんていう面々のCDケースが並んでいました。

自分も立派な大人なんだなぁ・・・・と妙な再確認(苦笑)

今年、私の部屋には本当に何年ぶりかに「Christmas time in blue」という彼の曲が流れました。

もちろん「アンジェリーナ」「ダウンタウンボーイ」「SOMEDAY」などの初期のシングルの曲を初め、あの頃まだレコードで聞いた数枚のアルバムに酔いしれた今年のクリスマスでした。

私も、俺もって方いるのかなぁ・・・


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フェアプレイを教えたチャンプ

2007-10-19 23:13:14 | ちょっと感動
WBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助選手の防衛戦で違反行為を繰り返した亀田大毅選手とセコンドの父:史郎氏と兄:興毅氏らの処分が一段落しましたね。

やれやれ・・・

私は、もともと流血が嫌いで格闘技は好きではなかったのですが、最近は、総合格闘技やボクシングも見るようになりました(プロレスはいまだに苦手です)。

内藤選手と大毅選手の対戦は、大毅選手の「負けたら切腹する宣言」から、どんな見ごたえのある試合になるのかと思い、興味深くテレビで観戦しました。

ラウンドが進むにつれて、有効なポイントが得られない焦りから、あれよあれよとルール違反行為(レスリング行為)が積み重ねられ減点が課されてしまい、結局、無残な敗戦を喫してしまった大毅選手でした。

それにしても、内藤選手の終始、冷静で常識的な態度は、多くの人々から賞賛されましたね。最近は相撲界での不祥事が続いていただけに、スムーズとは言えないまでも、問題が解決方向に向かったのはよかったです。

違反行為については、抗議するのではなく、調査を申し入れる、制裁よりも、本人からの謝罪を求めたことなど、大人としての対応というより、やはり世界チャンピオンの「品格」を感じます。

結局、亀田家には致命的な処分が多々下りそうなのですが、当の内藤選手は直接、謝罪に来た大毅選手を、謝ったのだから良いと許し、彼の素質を称え、またリングに上がる道を断たないような配慮のある言葉で今回の騒動を自分なりに締めくくっていました。

大毅選手が、闘志の表し方を間違え、自分の感情を制御しきれず、リング上のルールを守らなかったことや、家族のボクシングの流儀が、世界の舞台(世界戦に限らず)で戦うには通用せず、ここまで社会的に大きな批判の目に晒されるなんて、亀田家も予想しなかったかもしれません。

大毅選手は若い・・・・

自分を振り返っても、若い時は間違えることが多く、失敗をし、恥ずかしい思いや落ち込みを経験しながら、成長していくものではないでしょうか?

レスリング行為や負傷箇所を狙えば、相手選手に取り返しのつかない怪我をさせて、選手生命を危うくする可能性もあるわけですが、選手はこの日のために、万全のコンディションを作り試合に臨んでいるわけですし、誰もが公平なルールの下、勝利を目指す権利があるわけですからネ。

世論の昂りや制裁ではなく、同じボクシングで自己実現を目指す先輩ボクサーの内藤選手が、自分の戦いの聖域がクリーンでフェアなフィールドであってほしいというメッセージを、まだまだやんちゃ坊主の大毅選手に寛大な心で伝えた一連の行動が私にはとても心地よかったです。

内藤選手は、私と同じ世代なのだと思います。

私たちの世代が、まだまだ間違いを冒してしまう可能性のある、若い世代とのつながりを安易に絶ってしまったら終わりだと思います。

制裁や法や規則による処分は、人と人の本来あるべきコミュニケーションが絶たれた時の手段だと思います。

亀田家側の謝罪は残念ながら、少々遅かったですよ・・・・

謝罪のタイミングを誤ると取り返しのつかないことになる。

何に対して謝罪しなければならないかがわかればそのことに対してだけでも先に謝れたのではないかと思います。

亀田家側には、誤解されていたことも、いいたいことが上手く伝えられていないこともあったかもしれませんが、日頃から信頼関係が築けている支援者がいなかったのもイタイ点だったのかもしれません。

今回の騒動で、様々な意見が出ていますが、和田アキ子さんが、父以外の指導者についた方がいいと言っていたのが印象的です。

父の価値観に、兄弟皆が合わせることができれば、家族の結束は非常に強いものになると思うのですが、他の価値観を認めない環境や、業界の掟破りの家族の論理では、世界王者を目指すには、あまりにも狭すぎるのかもしれません。

試合中、大毅選手は内藤選手のパンチにひるむことはなく、闘う強さはテレビ観戦で私なりには感じて、スゴイなぁとも感じていました。

内藤選手が次回防衛する日も楽しみですが、時が流れ、いつか先輩の内藤選手の後を追って、大毅選手が品格のある世界チャンピオンになる日がくるといいですね。

大毅選手のファイトマネーは内藤選手のファイトマネーの10倍で1億円だったそうです。次回の大毅選手の試合は、エンターテイメントとしてよりも、フェアプレイの後、戦いを両者が労いあえるそんな姿が映し出されることを願っています。

これからリングに上がれない1年間を大毅選手が、腐ることなく、有意義に過ごすことを、私もひとりの大人として望んでいます。

せっかくのこれまでの努力と才能を台無しにしないように頑張ってほしいものです。

賛否両論あれど・・・


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