今回は、昨日に引き続いて、外国映画についてです。
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『 外国映画用投票テンプレート 』
【作品賞】(3本以上10本まで)
「とらわれて夏 」 6点
「ゼロ・グラビティ 」 5点
「誰よりも狙われた男」 4点
「6才のボクが、大人になるまで。」 3点
「MUD-マッド- 」 3点
「アデル、ブルーは熱い色」 3点
「グランド・ブダペスト・ホテル」 2点
「リスボンに誘われて」 2点
「聖者の午後 」 1点
「罪の手ざわり 」 1点
【コメント】
昨年の外国映画は、重要なシーンでクラシックギターの曲がいくつも流れる『とらわれて夏』、宇宙空間での映像が実に素晴らしい『ゼロ・グラビティ』、昨年急逝してしまったシーモア・ホフマンの遺作の『誰よりも狙われた男』というように、種々雑多な特色を持つ優れた作品がひしめいていました。地域も、欧米のみならず、『聖者の午後』のブラジルから『罪の手ざわり』の中国というように広がっています。
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【監督賞】 作品名
[リチャード・リンクレイター ] (「6才のボクが、大人になるまで。」)
【コメント】
主役が6歳の時から18歳になるまでを一人の俳優で描き出しながらも、とても面白い作品に仕立て上げたアイデアや構成力、持続力に感心しました。
【主演男優賞】
[マシュー・マコノヒー ] (「MUD-マッド-」)
【コメント】
とにかく昨年は、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』から始まって『インターステラー』に至るまで一時も目が離せない活躍ぶりでした
【主演女優賞】
[ケイト・ウィンスレット ] (「とらわれて夏」)
【コメント】
脱獄囚を息子とともに家に匿うことになった母親役を実に説得力のある演技によって演じています。
【助演男優賞】
[ジョシュ・ブローリン ] (「とらわれて夏」)
【コメント】
脱獄囚ながらも心優しいという役柄を大層巧みに演じています。
【助演女優賞】
[レア・セドゥ ] (「アデル、ブルーは熱い色」)
【コメント】
その後『美女と野獣』では主役を演じていますが、手堅い演技力を身につけていると思います。
【ニューフェイスブレイク賞】
[エラー・コルトレーン ] (「6才のボクが、大人になるまで。」)
【コメント】
6歳から18歳までの成長ぶりをたっぷりと見ましたので、大人になってからどんな俳優になるのかすごく楽しみです。
【音楽賞】
「とらわれて夏 」
【コメント】
これだけクラシックギターの知られざる名曲がいくつも効果的に使われている映画は滅多にないのではと思います。
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【私が選ぶ○×賞】
[私が選ぶ蘇って欲しいで賞] (「誰よりも狙われた男」のフィリップ・シーモア・ホフマン)
【コメント】
昨年46歳で亡くなってしまったフィリップ・シーモア・ホフマンは、丁度脂が乗り切ってきた時だけに残念至極で、是非もう一度その元気な姿を見たいものだと思います。
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この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
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なお、日本インターネット映画大賞の投票項目には「ワースト賞」が設けられていないので、欄外に幾つか書き並べてみたいと思います。
イ)日本映画のワースト
【1位】『花宵道中』
【2位】『万能鑑定士Q』
【3位】『柘榴坂の仇討』
『花宵道中』は何の創意工夫もされていない古色蒼然とした吉原物ですし、『万能鑑定士Q』はサスペンス物にしては突っ込みどころが多すぎます。
『柘榴坂の仇討』は、実に真面目に作られた作品ながら時代物の提携を抜けきれていない憾みがありました。
ロ)外国映画
日本映画に関しては、拙エントリで★2つを付けたものから選びましたが、外国映画に関しては★2つを付けた作品がなかったので、★3つのものの中から選び出しました。
【1位】『グレース・オブ・モナコ』
【2位】『トランセンデンス』
【3位】『GODZILLA ゴジラ』
『グレース・オブ・モナコ』はニコール・キッドマンの出演によってかろうじて鑑賞に堪えるものになっている感じがしますし、『トランセンデンス』はジョニー・デップの省力出演が目立ちます。
また、『GODZILLA ゴジラ』は、期待した渡辺謙の活躍が見らなかった一方で、予期しなかった怪獣が出現して肩透かしを食いました。