「英国王給仕人に乾杯!」を日比谷のシャンテ・シネで見てきました。
実際に見て始めて、この作品がチェコ映画であることを知りました。
といって、決して地方の田舎の映画ではなく、途中、ヒトラーによるスデーテン地方併合の話とか、エチオピアのハイレ・セラシエ皇帝なども出てきて、全体が世界史の流れの中に位置づけられていますから、ストーリーもよく理解できるところです。
全体としては、至極まじめな作品ながら(地方出身の青年が、ホテルなどの給仕人となって、大金を掴むと同時にクビになることを何度も繰り返した挙句、15年の懲役刑を食らってしまい、3ヶ月減刑されて出所したところで過去を振り返るというお話です)、笑いもありお色気もありで、期待以上の出来栄えです。
それも、主演の俳優はブルガリア人、彼が愛する女性はドイツ人俳優(「白バラの祈り」に出演)、監督はチェコ人と、国際色豊かな映画となっています。
なお、タイトルにある「英国給仕人」は、この映画の主役ではないところも面白いと思いました。
さらに、誠につまらないことを申し上げますと、「私の幸運はいつも、不運とドンデン返しだった」というフレーズが字幕に2回ほど現れるのです(主人公の内心の言葉として)。ですが、「ドンデン返し」という語句の用法として何か違和感を感じてしまいます。おそらくは、「裏腹」とか「背中合わせ」だったら素直に受け取れるのではないかと思ったりしました。
実際に見て始めて、この作品がチェコ映画であることを知りました。
といって、決して地方の田舎の映画ではなく、途中、ヒトラーによるスデーテン地方併合の話とか、エチオピアのハイレ・セラシエ皇帝なども出てきて、全体が世界史の流れの中に位置づけられていますから、ストーリーもよく理解できるところです。
全体としては、至極まじめな作品ながら(地方出身の青年が、ホテルなどの給仕人となって、大金を掴むと同時にクビになることを何度も繰り返した挙句、15年の懲役刑を食らってしまい、3ヶ月減刑されて出所したところで過去を振り返るというお話です)、笑いもありお色気もありで、期待以上の出来栄えです。
それも、主演の俳優はブルガリア人、彼が愛する女性はドイツ人俳優(「白バラの祈り」に出演)、監督はチェコ人と、国際色豊かな映画となっています。
なお、タイトルにある「英国給仕人」は、この映画の主役ではないところも面白いと思いました。
さらに、誠につまらないことを申し上げますと、「私の幸運はいつも、不運とドンデン返しだった」というフレーズが字幕に2回ほど現れるのです(主人公の内心の言葉として)。ですが、「ドンデン返し」という語句の用法として何か違和感を感じてしまいます。おそらくは、「裏腹」とか「背中合わせ」だったら素直に受け取れるのではないかと思ったりしました。