バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

気象予報

2022年03月01日 | Weblog

バースくんの母方の祖父は、昭和12年不穏な軍靴の音が響き始めた満州で亡くなっている。楽器商を営んでいたので、葬儀には人が多く集まった。

戦火をかいくぐって残った何枚かの写真が今もあるけれど、その中にあってその葬儀の写真はある意味で異様だ。

ずらりと横一列に参列者が並んだパノラマのような横長の集合写真、それは自宅のあった大連郊外の丘の上で撮られたものだと祖母から聞いていた。

この写真何が不思議かというと全く背景がないのだ。空がない。足元の撮影用に敷かれた一本のレールと喪服の人たちがただ並んでいるモノクロ写真。

そう背景が移りこむと軍事情報になってしまうから、修正され消されている何とも珍妙な一枚。クルクルと巻いて保管されていた写真……。

報道を見るたび、読むたび。脈絡なく?!その写真が頭をよぎる。そんな折も折、ラジオの気象予報士さんが教えてくれたこと。

気象の観測は、全世界が同時刻に観測気球を上げ、データを取り、それを全世界で共有しているのだそうだ。だからこそ精度の高い予報が出来る。

ところがロシアの侵攻が始まってから、ウクライナのキエフ他数か所のデータが上がってこないという。通信障害などの不具合かと言いつつも

「気象予報は平和の象徴です。世界が足並みを揃えて協働してこそより正確な予報ができるのです」ときっぱり予報士さんは言った。

暴走するたった一人の人間を、何も誰も止めることが出来ないなんて!たった一人だよ、一人。

よめない一人の男のせいで不安と恐怖の雪だるまがどんどんと坂道を転げ落ちてゆく。こんなときは、ボクはボクの暮らしをする……

さあエンジン全開、今日も元気に出発進行です鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ