バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

頭がいいということ

2018年05月11日 | Weblog
結局、昨日は一日仕事をしながら、ラジオの参考人質疑の中継につきあってしまった。感想を問われれば、まず一番はぐったりした。そしてやっぱり頭のいい人はそつがないなぁーということだった。「のらりくらりだった」とか「余計に謎は深まった」だとかいろいろ聞こえてくるけれど、要は頭のいい柳瀬氏が、時間をかけて十二分に逃げの一手の準備を完璧にしていたということだ。野党のそれなりに突っ込んだ質問にもびくともしなかった。「いつ記憶喪失が治ったのか?」なんていわれたら、ボクなら一瞬間違いなく「うっ!」と答えにつまる。いやぁー、スゴイと思いましたよ柳瀬氏の頭のよさ。思ったと同時に、薄ら寒かった。この人はどこを見て、何を守って、これから先どうするつもりだろう。
夜、棋士の羽生さんの「永世七冠達成並びに国民栄誉賞受賞記念祝賀会」があったというニュース。あーうれしいなぁーとネットでそのニュースをあちこちと渡り歩いていたら、中に「あいさつをする羽生の手が、盤上で必ず勝ちの一手を指すときのようにわずかに震えていた」とあって、胸が少し熱くなると同時に、また新たに「あぁこの人はやっぱり頭のいい人だ」と思った。
壇上でマイクを握った緊張から震えていたのではない。この人の手の震えは、まだ見えぬ将棋の深遠を見晴るかすときにおきるのだ。昨日も「将棋のことはまだ何もわかっていない」と言った。心底そう思うからこそ震える手、この人はいつだって自分というものを問いかけ、将棋をひいてはこの世界を大きく見ている。彼のいうところの大局観だ。
そして頭がいいということはどういうことだろうと考える。賢いだけでは駄目なんだよね。逆に頭脳明晰でなくてもいいんだ。自分に問いかけることが出来る人、自分って何だろうと考え続けることが出来る人を頭がいいというんだろう。
自分に問いかける!なんて難しいことはちょっと…と思ってしまう凡人バースくんは、笑って元気に今日も出発進行でーーす!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取