バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

旗色

2017年05月24日 | Weblog
ここのところずっーと、キンドルの旗色が悪かった。アマゾンの回し者がごとく「いいよーキンドル」と触れ回っているバースくん。歳を重ねて新聞を近づけたり離したりしながら読んでる友人たちとか、かばんをあけたら何冊もの本が入っている人とか、結構いる活字中毒者とか、割とボクは熱心にセールスしていた。
でもみんな「電子書籍ねぇー」「やっぱり本は紙で読まなきゃ」と誰も耳を貸してくれない。字の大きさは自分で調節が出来るし、何冊も並行して好きな本が読めるし、そもそも買うときもポチ一つで宅配のおにいさんを困らせることもないし、いいと思うんだけどなぁー。いくら声高にその利便性を説いても無視され続けていた。
今ボクは「戒厳令の夜」と愛読書「銀座日記」と「虞美人草」を並行して読んでいる。何十年ぶりかに読む「戒厳令の夜」はちっとも古びてなくてとても興味深く読んでいる。でも話が結構重厚なので、疲れた帰りのバスの中では「銀座日記」の中の丁寧に暮らす池波正太郎に励まされたい日もある。ねっ、キンドルだとバスのシートに座った瞬間にその選択ができるのだ。すごくない?!
そんなこんなをある青年営業マンに話していたら「本棚に本が増えないよ」、「ブックオフに行かなくていいよ」という違うところに彼は強く反応した。「本が増えないのはいいなぁー」としみじみ言う。ボクのキンドル、実物を見せると「液晶画面じゃないんだ。読みやすい!!目が疲れない」といたく喜ぶではないか。そう、そうなんだよー、いいでしょキンドルと再度強く勧めた。久しぶりにキンドルの旗色が変わった。アマゾンに何もいただいてはいないが、うれしかった。
彼は帰り際「いやタブレットで読むのはなぁーちょっとと思ったけれど、目にやさしいのがいい。今晩アマゾンのぞいてみます」とひと言。キンドルを認めてくれたのもうれしかったけど、若い青年が本好き、読書好きだったのがもっとうれしかったバースくんでしたとさ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取