バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

同じ時代を

2016年02月17日 | Weblog
小澤征爾さんがグラミー賞を受賞されたとの報、なんだか自分のことのようにうれしかった。これはまんざら大げさな表現でもないのだ。当然指揮者としての小澤さんのファンであることはいうまでもないが、その生い立ちから病歴までどことなく身内に似たものがいて親近感があるのだ。受賞されたのは大病から本格復帰されたときのものと聞くと、喜びも倍増だ。場所も松本、さぞかし斉藤先生もあちらから喜んでおいでだろうと、とうしろうのバースくんでさえ思う。
小澤さんが毎年夏に松本で若手音楽家を集めて合宿を行っていることはつとに有名だが、その関係で山ノ内町の中学校では毎年演奏会があるのだそうだ。で、その中学生にお祝いコメントをもとめたら「すばらしい賞をもらっている小澤さんが指揮している一流の音楽を聴くことができる僕たちは幸せだと思います。毎年学校に来てグラミー賞級の音楽を聞かせてもらってありがとうということと、受賞おめでとうございますと伝えたい」とのこと、もうボクはその言葉に感激しちゃったよ。
まったく、まったくもってそういうことなんだよ。舞台にしろ、音楽にしろ、生でそこに立ち会うことの幸せは無上のものだ。一期一会はもちろんだけれど、ボクは同じ時代に生きて、同じ空間にいることの有り難さを思うのだ。どんなに小澤さんの師でもあったカラヤンがすばらしくても、ボクたちは今ある音源でしか触れることはできない。CDで聞くそれはそれですばらしいけれど、どこまでもいっても歴史上の人物なのだ。すばらしい才能を持った人と、今同じ時代を生きているという偶然はちょっとした人生の宝物ではないだろうか。その昔の団菊ばばぁが自慢顔をした気持ちが、今はよくよくわかるようになった。
小澤征爾様、グラミー賞受賞おめでとうございます!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取