バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

どどーんと!!

2015年11月10日 | Weblog
時代劇も時代小説も好きか?と問われれば、ボクは大きな括りで言えば嫌いではないという程度だ。というのもテレビも小説もご存知のとおり特定のものが好きなのであって、印籠をかざしたり、肩脱ぎして桜のもんもんを見せられたりするのには興味がない。平岩弓枝や池波正太郎は好きだけれど、藤沢周平や吉川英治は受け付けないのだ。そして先日も書いたとおり、宮部みゆきの時代物も大好きだ。
何年前になるだろうか、ラジオドラマで「髪結い伊三次捕物余話」を聞いた。基本このラジオドラマでも時代物のときは聞かないことが多いのだが、このときは最初からひきこまれるように聞いた。それからしばらくして今度は「髪結い伊三次」というテレビドラマの再放送を見る。これはラジオより勝って面白かった。こんなに面白ければすぐにシリース化されるだろうと思っていたが一向にその気配はなく、何かで「ストーリー展開がいろいろ複雑で暗かったからもう一つヒットしなかった」と読んだ。いろいろあるから面白かったのに、8時43分に決まって印籠が出てこないからよかったのにとボクは思っていた。そのときから、原作者の宇江佐真理の名前がボクの中でリストアップされた。
では原作を読んだかというと、テレビの出来がすばらしく、また今度また今度で今日の日まで来た。それが先週末、宇江佐真理さんご逝去の報、芝居じみてはいるけれど「遅かりし由良之助」なんて台詞をふと思い出した。
というわけで今度のバースくんどどーんと大作を読むは、この宇江佐真理「髪結い伊三次捕物余話」全15冊に遅まきながらすることにした。キンドル生活を始めて1年(キンドル最高!!)、他の単発ものと並行しながらぼちぼち楽しみに読んでいく。
宇江佐真理さん、たんさんの著書をありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取