バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

それは実力でした

2013年10月15日 | Weblog
長ったような短かったような、楽しかったような情けなかったようなプロ野球は、日曜日をもってシーズンを終了しました。(えっ?!バースくんまだまだ、CSも日本シリーズもあるじゃない)お察しください。ボクは終わりました。
先日どこかで興味深い記事を読みました。あの作家の横溝正史は熱烈な近鉄バファローズのファンだったという話。ある日どうしてそんなに近鉄が好きなのかという記者の質問に答えて「想像もつかないような失態やヘマをたくさんやってくれるからだ。あれほどミステリアスなことがあるだろうか」というような意味のことを言われたとか。あはは、ミステリー作家だもんね、それゃミステリアスなものは好きだろう。でもボクは凡人、ミステリアスなんて必要ない。あーっ、まったく阪神はなんであんなにへなちょこなんだ!!短期決戦に弱い?!いやいや、いっつも弱いよまったく。
日曜のCS2戦目、7-1で負けている9回裏、2死1・3塁でバッターボックスに立ったのは、今日が限り、この打席が現役限りとなる引退する桧山だった。打てなければ、試合もシーズンもそして当然自分の現役生活も終わる。誰もが桧山のヒットを願っていた。でも、でもだ。あえてボクは書く。ものすごく期待している反面、頭のどこかで「世の中そんなに甘くはない。打てなくて当たり前。野球は失敗のゲーム。3割打てれば超一流なんだ」と言い聞かせていた。
それがなんと鮮やかなホームラン!!一瞬ボクは絶句した。万歳もガッツポーズもしなかった(いつもはするのね?はいします)。ただただポカンとボールを追う映像を見ていた。本当にびっくりすると、口があんぐり開くというのは本当でした。
桧山はあとで「野球の神様はいたんだね」とコメントしたけれど、ボクはちょっと違うと思いましたよ。たゆまぬ努力と鍛錬で身に着けた実力が、神様を呼んだのです。あのホームランは、桧山の実力でした。ありがとう、うれしかった、そしてお疲れ様でした。大きな声では言えないけれど、あのホームランがなかったらファンは暴動を起こしていたかもしれませんよ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取