見る

「あれ?車がないから、社長はお留守だと思ったのに、ご在社でしたか・・・」
「バースくん、駐車場の看板がはずれてどっかにいっちゃってるよ」
「駐車場って一台分だけだった?」「なんか車入れたとき変な感じ」
これは全部お正月明け、車で我が社を訪ねてくださったお客様の声。事務所横に契約している駐車場、道路からよく見えるので社用車があれば社長は在社ということがわかるようになっていた。そう、なっていた・・・、去年の暮れまでは。
実は車は出世をして、事務所下の一階駐車場に変わった。で自動的に脇の青空駐車場は一台契約を解除したわけだ。看板はどっかにいったのではなくはずしたのだ。
そこで思う。人というのはものごとを見ているようで見ていない、見ていないようで見ているんだな。何だか様子が変だけれど、ではどこが変わったかと言われればちと困り、適当に自分の憶測でその理由付けを瞬時にしている。逆に何も気づかなかった人というのはないということを思えば、人の脳ってやっぱりすごいと思いますよ、茂木先生!!　
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