昨日の昼下がり、暑かったぁ。とにかく暑かったけれど急ぐものがあって、ボクはポストに向かって歩いていた。炎天下を歩くこつは、ひたすらに自分の足元だけをみつめて無心になること。修業僧モードでボクは歩いていた。前方から若い女性の楽しそうなおしゃべりが聞こえてくる。だんだん近づいてくる。下を見つめているボクの視界に、かわいいミュールが2足入ってきた。二人ともペディキュアもばっちり!!こうなればいくら修行僧と言えど、目をあげねばなるまい!!ボクは雑念だらけになって視線を上げた。「!?!?!?」ボクがそこに見たものは・・・。ペンギン!なんと一人の女の子は頭にすっぽり大きなペンギンのかぶりものをしていた。(えーっ、何!なんでー??まもなく映画[皇帝ペンギン]が封切りだから?うそ!そんなバカな!!)でもどう見ても彼女は平然とペンギンのかぶりものをして普通に歩き、すれ違って行った。事務所に帰ったボクは「社長!ペンギンが歩いてましたよ!!ペンギン!!」と叫んだ。でも社長は静かに仕事をしたまま。無視!!信じてないんだ!!本当に見たんだよーーというボクの言葉が哀しく事務所にこだましましたとさ。