goo blog サービス終了のお知らせ 

孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

中国 朝食事情など 街から消えた油条

2018-07-17 23:02:51 | 中国

(黄果樹瀑布)

現在、中国・貴州省を旅行中です。

16日に宿泊した興義のホテルは、かなり大きなホテルでしたが、朝7時からの朝食に7時10分頃に行ってみると、広い朝食会場はすでに満杯状態。

ビュッフェ形式ですが、中国のおばちゃんたちが山盛りにとっていきます。
それはいいとして、ジュースのサービスを、持参のペットボトルに2本も移していくのは、止めた方がいいでしょう。

広いスペースを埋め尽くした中国人民の旺盛な食欲は一種壮観でもありますが、この中国人の胃袋を満たさないといけない習近平さんは大変だろうな・・・・とも実感。

中国の観光地は完全に中国人仕様です。当たり前のようですが、東南アジアやインド・エジプトなどでは、観光の大きな部分を外国人観光客が占めており、観光地・ホテルも一定に外国人を念頭に置いた形になっています。
中国の場合はそれがなく、サービスを提供する側も、受ける側も中国人です。
(このことは、中国社会が観光を楽しむレベルに達していることを意味します)

中国人仕様ということで、ホテルのビュッフェ形式の食事メニューに、他の国なら必ずあるトーストとかコーヒーといったものがありません。改めて「中国人民による、中国人民のための観光」を実感した次第です。

朝食と言うと、中国の一般家庭では外食が多く、日本に最近多くやってくるようになった中国人観光客が、「どうして日本は、朝食を食べる店が少ないのか?」と疑問に思うという話はよく聞きます。

中国では、朝食用に軽食の屋台みたいな店が路上に多数でていました。
なかでも定番は細長いパンを油で揚げた「油条」でした。

「でした」と過去形で書いたのは、今回旅行では、そうした屋台、油条をまったく見かけないからです。

ガイド氏の話では「油条は油を使用して健康によくないので、最近は人気がありません」とのこと。

健康云々はともかく(他の中国料理も油は多量に使いますので)、生活レベルが向上したことで、嗜好も多様化しているのでしょう。

もうひとつは、当局の規制が厳しくなって、勝手に路上に店などだせなくなった・・・・という要因もあるようです。

昨日(16日)はかなり盛沢山な観光メニューでした。

まず、貴州省観光のメインでもある安順市の黄果樹瀑布エリアに。
高さ78m、幅101m、アジア最大と言われる黄果樹瀑布は、雨量の多い時期を選んだだけに水量も十分で、「壮観」と言うしかない迫力です。

滝の裏側を、しぶきでビショビショになりながら歩いたり、滝つぼにかかる虹を眺めたりもして楽しめます。

このエリアには他にも大きな滝がありますが、私が行ったのは天星橋地区。ここでは奇岩と水と緑の織りなす景観、巨大鍾乳洞、そして銀鏈墜潭瀑布が楽しめます。

(天星橋の鍾乳洞)


(銀鏈墜潭瀑布)

黄果樹瀑布が垂直に落ちる滝であるのに対し、銀鏈墜潭瀑布は“早瀬”のような水平方向の滝で、落差はあまりありませんが、急流が銀鱗のように岩を覆いながら向かってくる様は、これもまた美しく「壮観」です。

黄果樹瀑布エリアのほかにも、カルスト地形が生み出す奇妙な景観「双乳峰」
にも訪れました。


名前からわかるように、一対のオッパイの形をした山が笑えます。片方だけのオッパイはカルスト地形の場所ではあるでしょうが、見事に左右そろっているのはここだけでしょう。

今(17日夜)は貞豊という街のホテルにいます。
明日18日に少数民族プイ族のお祭り「六月六」が行われるのに合わせてやってきました。

街はお祭りムードで賑わっていますが、夕食に地元の有名店に行ったのが間違い。

お祭り前の宴会などで調理場はパニック状態。頼んだ料理がいつまで待っても出てきません。

注文をキャンセルして店を代えようかとも思ったのですが、なんだかんだで結局食べ終わるまでに2時間ほどかかってしまいました。

今日は早めにホテルに入ったので、ブログ更新もできるかと思っていたのですが、予定が狂ってしまいました。

そんな訳で、(今日の観光の話もなく)中途半端ですが今日はこれで取りあえず更新だけしておこうと思います。これから洗濯もしないといけませんし。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする