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大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

球児、大リーグ希望

2007-12-13 17:48:39 | 野球
    誰と遊んでるの?

「その犬、チャウチャウちゃうんちゃうー
「キョコたん、落ち着いて。『それ、ネコじゃないんじゃない?』って、言いたいんでしょ?」

 阪神の押さえの切り札、藤川球児投手が、大リーグへの移籍希望を表明しました。
WBCのあたりからそういう気持ちが芽生え、おさえきれないまでにふくれあがったということです。
球団は断固反対、のようですが、そこまで思ってるんなら、行かせてあげたらいいんじゃないかなあと思います。「どうしても、これがやりたい」ってハートに火がついちゃったら 本人でも止められないもん。

 野茂、イチローの活躍で切り拓かれた大リーグへの道。
この二人とそれ以後の選手の動機は微妙に違うように思えます。
野茂とイチローは、大リーグへの憧れはもちろんあったけれど、それ以上に、日本の球界やそれを取り巻くマスコミの体質がイヤ、という気持ちがあったように思います。
二人がはっきりそんなことを言っていたわけではありませんが、渡米当初のインタビューで、「こちらは、こういうところがありがたい」「マスコミもこういう対応なのがいいですね」という発言をよくしていました。裏を返せば、「そうではなかった日本の体質がやりきれなかった」という思いが、何となく伝わってくる感じでした。
でも、それ以後の選手は、メジャーで自分の力を試したい、というシンプルな自己実現で、特に「日本がいや」という気持ちはないように思えます。
それは別にどっちでもいいんですが、個人的には、「メジャーで活躍しなければ本物とはいえない」というアメリカ信仰からは、そろそろ卒業してもいいんじゃないかという気もします。
これは決して、以前の内にこもった状態に戻れというのではなく、もっともっと世界に開かれた日本球界になってほしい、ということです。
WBCやオリンピックの成績を見ていると、必ずしもアメリカの野球が世界一、とはいえない結果が出ています。
国際大会には消極的な日本の球界ですが、こういう舞台で日本が素晴らしい成績をどんどん残していけば、そのうち「野球の本場は日本」といわれるようになるかもしれません。
日本人が大リーグで通用する、ということを証明するのもその過程として必要なことだったと思いますが(野球少年が巨人にばかり行きたがるよりは、海外に目を向けるようになって良かったと思うし)、もうそろそろ次の段階を目指す時期にきているんじゃないかなあという感じもします。
アメリカの野球少年が、「日本のプロ野球でやりたい」と憧れるような時代がきてもいいんじゃないか。
野球のレベル自体は、もうそのあたりまで来てるんじゃないかと思うので、閉塞的な体質を改善し、もっともっと魅力的な野球界にしていってほしい。
まずは北京五輪で、星野ジャパンにぜひ金メダルをとってほしいですね。
各球団はシーズン中だからとセコイことを言わないで、いい選手を送り込み、日本の野球の実力を世界にアピールしてほしいです