AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
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名古屋へ サカエアフターナイト

2014年09月23日 | 名所ガイド、巡礼記
人間椅子ライブ終了後、今年のGWに大阪のとあるライブ会場で少しお話した顔見知りの椅子ファンの人(ただし、向こうは私のことを1ミリたりとも覚えていなかった)を見かけ、二言三言言葉を交わしてからそそくさと会場を後にし、名古屋一の繁華街、栄散策としゃれこんだ。

以前、名古屋に友人が住んでいたこともあり、栄には何回か遊びに行ったことはあるが、いずれも昼間で三越に入ったかなーってぐらいの記憶しかなく、あまり印象に残っていない。
けっこう名古屋には訪れているのに、観光らしい観光はしたことがなく、名古屋駅の前のコカコーラの球体ぐらいしか名古屋らしいものは思い浮かばないというありさまであった。

しかし、今回の栄散策で、私の抱いていたショボい名古屋観は根底から覆されることになった!
夜の栄は化ける!
そこには、昼間の名古屋のなごやかさからは想像も及ばぬ驚異的な世界が私を待ち受けていたのであった・・・


まず、信号機に面食らわされる。
11ってなんだ?


11秒待ってみたが、いっこうに信号は変わらなかった。
とりあえず先に進むことにした。

おっとあぶない!
他府県からやってきた者が知らずにこの下をくぐると、このでっけぇ玉が転がり落ちてくるって仕掛けか!これは気をつけないと。
こんなもんが転がってきたら、インディとてひとたまりもねぇぞ!



なるほど、これが噂に聞く花のンセス大通りか。
ビルはこいつに導かれて名古屋にやってきたのかもしれない。



むむむ、こんな街中に光るでっけぇ鉄の風車小屋が!!ルリヲだったらほっとかないぜ!


しかしこいつは見事だ。大阪ミナミの道頓堀にあるあの巨大な黄色い悪趣味な回り寿司式マシーンなんかよりもはるかに鮮やかだ!美しい!

私はどうも、名古屋をみくびりすぎていたようだ・・・・


な、なにぃ!セントラルパークだぁ!?
ここは本当に日本なのか!?ま、まるでマンハッタンじゃねぇか!!


どこかにギターを携えたフィービー・ブッフェがストリートライブでもしてねぇかと、思わず辺りをキョロキョロ見まわしちまったぜ。
あるいは、ジョーイ・トレビアーニが街灯の下でコケティッシュな女の子に「ハローベイビィ~」ってナンパでもしてるんじゃねぇかと。


とわった!ワッヒィ!未知との遭遇やんけ!!



警備員に見つからぬよう、忍び足でその得体の知れない建設物に近づいていった。
そこには、ゼリア・ビショップの小説『俘囚の塚』に出てくるクン=ヤンさながらの驚異的な地下世界が広がっていた。



ってな感じで、約一時間ほど夜の栄の街を徘徊し、名古屋の底知れぬスケールのデカさにブチのめされた私は、グッタリした体でまたもと来た道を引き返して行った。
それにしても、車停めた場所が遠すぎた。ライブ後の栄散策で足が棒状態のわてには遠すぎる距離だ。
思い返すと、最初の段階で道に迷い、アンドリュースさんに会われへんかったわ、ライブに遅刻するわで、なんか踏んだり蹴ったりな名古屋遠征だったような気もするが、人気のない寂しい暗がりの伏見通りをトボトボ歩いている帰りにはいいこともあったんだよ。

晩飯もまだ食ってなくて(栄の街のあまりの脅威で、あそこではよーメシ屋には入れなかった)、あ~カレーでも食いたいなぁ~って思いながらふと見上げると、目の前にカレーハウスCoCo壱番屋が出現したり、タイミングよくハコから現われた長年憧れ続けてきた我が敬愛すべき青森のギター仙人との邂逅・・・・



今回もまたご当地グルメ的なことは皆無であったが、名古屋遠征の〆としてCoCo壱のカレーっていうのも悪くなかった。とりあえず座って腹になにかものを入れたかったのだ。
そしてロースカツカレーを貪りながら、今日の人間椅子ライブの余韻に浸り、ニヤニヤしながら『無頼豊饒』のフライヤーを眺め、名古屋の優雅な最後のひとときを過ごしたのであった。


その後、車を運転しながらマックシェイクのMサイズを吸引してたことが原因で下痢便を引き起こし、立ち寄った亀山インターのコンビニの便所にi-Phoneを置き忘れてくることなど、その時は知る由もなかった。




今日の1曲:『夜ごと歩きまわるのさ』/ Steely Dan

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