AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

名古屋へ 人間椅子を追って

2014年09月21日 | コンサート
元DEATHのアンドリュースさんに会えなくて、なんのためにはるばる名古屋までガス焚いてきたのかと意気消沈してしまっていた私であったが。
ん?待てよ、いやいや、そうじゃない!今夜は人間椅子の初遠征ライブじゃないか!!


エレクトリックレディランドには行ったことがなく、私の方向音痴の思い違いのせいで到着が大幅に遅れ、会場時間も迫っていたのにもかかわらず、ライブハウスに向かう途中、なんかいい感じの仏閣があったので激写しに寄ってしまった。

だって、ビルの仁王さんが「こっちじゃ!」って言ってるんだもん。



どうやら交通安全を祈願する大須観音というところらしい。
こんなもん見学してる場合やないんやけど・・・とりあえず帰りの交通安全を祈っといた。



すると、その大須境内で人間椅子のTシャツを着てる人物を発見。すかさず「スンマセン、エレクトリックレディランドってこの近くですか?」と話しかけた。
こっからちょっと歩いた先にあるらしく、すぐさま大須観音を出て北へ進んで行くと、シックな趣きのライブハウスを発見。その前の歩道橋に人がズラーっと並んでいて凄いなと思ったが、この行列はどうやら3階で行われるビジュアル系のイベントの客らしく、そういえば人間椅子に似つかわしくないケバい客がいるなと思った。
無事目的地にたどり着けた私は「ま、時間はまだあるな、整理番号もどうせ410番やし」と、DISK HEAVENで中古CDを物色しながら余裕をぶっこいていたわけだが・・・



しかし!私はここでまた、重大なミスをやらかしてしまっていたのだ!
それは入場受け付けしてるときに気がついた。
なんか店内のBGMに“新調きゅらきゅきゅき節”のやけに生々しいヴァージョンがかかってるなーっと。しかも場内から「きゅっきゅきゅー!きゅっきゅきゅー!」と楽しげな大合唱まで聞こえてくるではないか!

そうなのだ、私は開演時間の18:30を開場時間と勘違いしておったのだ!

人間椅子ライブ訪歴22年目にして、初遅刻。1曲目を逃してしまった。
入場すると中はもうオーディエンスでギューギュー詰めで、仕方なく一番後ろの2階に上がっていく階段のところで観戦。こんな後ろで人間椅子みるのも初めて。まさに初めて尽くし。
でも会場全体が見渡せて、周りにあんまり人もいないので、思いっきりヘッドバンギン、エア楽器に興じることが出来たのでまんざらでもなかった。

≪セットリスト≫

1.新調きゅらきゅきゅ節
2.地獄の料理人
3.悉有仏性
4.蟲
5.生まれ出づる魂
6.みなしごのシャッフル
7.隷従の叫び
8.太陽黒点
9.グスコーブドリ
10.死神の饗宴
11.黒い太陽
12.宇宙船弥勒号
13.地獄
14.迷信
15.針の山

<Encore 1>

16.リジイア
17.地獄風景

<Encore 2>

18.なまはげ

※なんかの曲の前にツェッペリンの“ロックンロール”やらはったんやけど、どこか忘れた。


当然ながら新曲中心のセトリではあったが、まだ25周年ライブの一環らしく交互に旧作曲を挟むという構成だった。
私にとっては“みなしごのシャッフル”くらいしかレア曲はなかったが、4曲目の“蟲”の前回やったときのより超ロングでハイテンションな(早くも歯弾きが飛び出す!)ワジーのギターソロが炸裂した時点ですでに昇天!前回に引き続き超ハイライトであった。
そして、久々にきた“太陽黒点”。この時のワジーのワウりまくるワウペダルは「絶品!!」の一言に尽きる。
人間椅子に興味がない、Voがハイトーンあるいはグロウルでないメタルの良さがわからないって人でも、ワジーのギタープレイを拝聴するために一度人間椅子のライブに足を運んでも損はないと思う。


世界広しといえど、マーシャルにお札が貼ってあるのは人間椅子くらい。



新作『無頼豊饒』は最初あんま気にいってなかったが、行きの車中で復習がてら流してたら、けっこうライブ映えするであろういい感じの楽曲、フレーズなど発見でき、特に“生まれ出づる魂”の中盤の「捨てちまえ」「投げちまえ」の掛け声、イントロがメイデンの絶滅2分前にクリソツの“グスコーブドリ”の「オーイオーイオーイ」(ブドリの鳴き声?)の無表情な掛け声が楽しかった。
そして人間椅子の今後のアンセムになるのではないかと思われるハードナンバー“迷信”のサビタイトルの掛け声んときも高揚感がハンパなかった。興奮して思わず「エパだがや!」とかいうゴチャ混ぜの方言を発したぐらいだ(うそ)。
こん時のノブ氏の最後のキメのツーバスがヤバかった。やっぱこの人パワードラマーやな~って、ちょっと見直してしまった。
あと“迷信”のイントロフレーズもそうやけど、ラストに演奏された“なまはげ”の「ダダン!」っていうドラムのタメが、なんか初期スレイヤーの楽曲の雰囲気を彷彿とさせとんなーって、今回ライブ見て思た。


ワンバスからツーバスに増設されたことにより、より強力になったノブ氏のドラム。



今回印象深かったのが、大阪、東京みたいにソールドアウトではなかったものの、名古屋ELLでこんなに大入りしたのは初めてらしく和嶋氏が去り際に「いや、それにしても、もの凄い人だなぁ・・・」と感嘆の声を漏らしていたことだ。
私も今回ライブ観戦して、たまにの遠征ライブもいいもんだなと。
次も大阪の会場がショボかったらまた名古屋に来てもいいとさえ思った。


『人間椅子ライブレポ』 完。アフターナイトへつづく・・・




今日の1曲:『死神の饗宴』/ 人間椅子
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