AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ヒーローは変質者

2011年10月02日 | しねしねシネマ
土曜日は恒例のメタルDJイベントが大阪であったんだけど、出番は最後だったので映画の日っていうこともあって、昼間はちまたで結構絶賛上映中だった『SUPER』っつー作品を京都のミニシアターまで観に行ってきた。

うだつの上がらぬ人生を送ってきた中年男が、唯一のよりどころとしていた妻を麻薬ディーラーのボスに横取りされ、絶望に喘いでいると、神からの啓示を授かったような幻覚におそわれ、突如自分がヒーローになって悪を懲らしめなければという使命感に目覚め大暴れするお話。

主人公(クリムゾンボルト)はジャック・ブラックを髣髴とさせるメタボ俳優で、代表作が『ギャラクシークエスト』って、マイナーすぎるだろ。しかもこの映画何回か観たけど全然見覚えないぞ。
妻役にはスティーブン・タイラーの娘リブ・タイラーが起用されてる。久々。『ロード・オブ・ザ・リング』以来かも。
そして悪役ならまかしんしゃいのケビン・ベーコン。この人出てるだけで作品全体が引き締まるよな。
あと主人公以上にサイコな相棒(しかも淫乱)ボルティーを演じるのは、『インセプション』『X-MEN』などの大ヒット映画に出演しているというエレン・ペイジ。
ま、よーわからんけどそこそこの豪華キャストってな感じ。

特殊能力はおろか、なんの資金力も持ち合わせていない普通のオッサンが、突如アメコミのヒーローに扮して犯罪組織に立ち向かうとどんな感じになるか?ということを映像化した作品なんだと思う。
だからコメディタッチながらも、タランティーノばりのリアルなバイオレンス性もあって、終盤の予想外の展開はけっこうひくものがあった。

まぁ1000円払うだけの価値はある内容だったとは思う。
月に1回は映画館に足を運んでいた若かりし20代の頃に、この作品に出会っていたら結構な手応えを感じれたかもしれんが、今の私の冷めた感性では平均点といったところ。
ムチャクチャ笑えるってもんでもなかったし、わざわざ東寺まで出向くほどの映画でもなかったかなと。


先着で缶バッジもらったのはよかった。


オススメ度:★★★

今日の1曲:『PERMANENT VACATION』/ AEROSMITH
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする