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AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ホラーでげす

2009年08月22日 | しねしねシネマ
夏はやっぱホラーですかね。

正直私はゾンビ、バンパイア類の映画が苦手です。スプラッタ系のヴィジュアルがダメなんでどうしようもない。
昔、それ系だとはつゆ知らず深夜に『バタリアン』を観てしまって軽いトラウマに陥りました。
しかし欧米人はなぜそんなにまでゾンビ映画が好きなのかねぇ。

今回ケーブルの映画チャンネルでやってたロバート・ロドリゲス監督の『プラネット・テラー in グラインドハウス』」を観たのも深夜でした。
タランティーノとロドリゲスがB級を競い合う?グラインドハウスというなんちゃって企画の一環で、一応チェックしときたかったので。

まぁいわゆるゾンビものなのだが、この作品の場合、ゾンビ以上にタフガイなハンター(人間)側のキャラの方が際立ってしまっているため、ゾンビ(厳密には感染者らしい)の存在がすこぶる薄くって、やっていることは殆ど『デスペラード』みたいな脳みそぶっとぶガンアクション。
女戦士の右足がマシンガンになっててサイコガンの足ヴァージョンみたいでカッコいいのだが、ゾンビに食いちぎられてしまった足の部分にただマシンガンをねじ込んだだけという乱暴な作りで、どういう仕組みで弾が撃てるのかなんて説明はいっさいハショられてるところがB級でしょ!と言いたげな様子。この足マシンガンアクションを撮りたいがための映画なんやろうけど、それ以外は目新しさもぶっ飛ぶような荒唐無稽さもさほど感じられず。



タランティーノの『デス・プルーフ』は映像や役者はスタイリッシュながらも、ド迫力のスタントアクションと、“どこいくねん!?”なストーリー展開でB級もどき感をうまく醸し出していたが、ロドリゲスの場合は故意的な映像ブレや、ゾンビ映画へのオマージュという形でB級感を出そうとCGIを駆使しまくってるだけという、両者のセンスの違いがハッキリと顕れた企画モノだったな。

しかしロドリゲス作品ってゆーのはどーも過剰な飾りっ気が鼻につく。
まぁゾンビ映画へのオマージュって言われても、私自身ゾンビ映画が苦手なので共感できんのは仕方ないんやけど。

思えば私がバンパイア嫌いになったのはロドリゲス監督作『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を観たのがキッカケだったような気がする。
ただ、『フロム・ダスク~』は目が・になるくらい“どこいくねん!?”展開だったので今作よりはグラインドハウス的やったかな。




オススメ度:★★


なお、『グラインドハウス』用にでっち上げられた今作冒頭のロドリゲス監督、ダニー・トレホ主演のフェイク予告編『Machete』の本編撮影が本格的にスタートしたみたいです。
ロバート・デ・ニーロの他、スティーヴン・セガールなどが出演する模様で、下劣感みなぎるヴァイオレンス作品に仕上がりそうだ。
楽しみである。


「Machete」予告編


今日の1曲:『ZOMBIE RITUAL』/ DEATH

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