AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
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正気の山脈にて 後篇

2014年01月06日 | 名所ガイド、巡礼記
さて、笠置山史跡巡礼記のつづき。
あまりにも掲載写真が多かったのでふたつに分けた。


とても短い胎内めぐりを満喫したあと、そっからも延々と急勾配の山道をたどっていくほかなかった。
もうここまで来たら、そう簡単に引き返せるもんじゃねぇ。


「太鼓石」というものらしい。人類誕生以前の悠久の太古に、地殻変動による大地の隆起が組み立てた自然のドラムセットとでもいいたいのであろうか。どこがスネアでどこがハイハットだ?



「ゆるぎ石」というものらしい。ふ~ん、この辺からもうあきてきた。



つかまだあるのかよ!今度はなんだよ!



この絶景からも、かなりの高所まで来ていることがわかった。
さっき車で渡ってきた笠置大橋があんなに小っさい。


ここで「ハハハハ、人がゴミのようだ!」という決まり文句を言うのが通例であるが、人など無論見えはしないし、だいいち疲れきっていて、そんなアホらしいセリフをいう元気すらなかった。


どうやらこの「二の丸跡」って所がこの山寺の最終高所地点らしかった。
なんのことはない。ただのだだっ広い休憩所であった。


なんともあっけない幕切れであった。苦労して登ってきた結果がこれか。
ここで20~30分休憩していきたかったが、そういうわけにもいかず、またすぐ踵を返して足早にもと来た山道を下っていった。
帰りはなおさら長く感じた。その日は温かかったし下に着ていたヒートテックはすでに汗でグショグショに濡れていた。


下山してから境内の笠置山全景図を見てみると、どえらい所までのぼっていたことが判明した。


両親を待たせていた駐車場からかなり上方の位置だ。約1時間は待たせたであろうか。
そりゃ親父もカンカンに怒ってたワケだ・・・・これは悪いことをした。


笠置山自然公園出口。いや、ちょっと、もうカンベンしてください。



わかさぎ温泉に到着。お待たせしました。


この温泉独特のローションでも混入させたかのようなヌメリ感が、その評判の滋養効果に並々ならぬ信憑性を与えていた。
確かに風呂上がったあと、疲弊しきっていた私の体もすっかり回復したような気がした。
両親の待ちぼうけ疲れもこれで癒されたことであろう。

やっぱただ入るだけじゃつまんないじゃん。だからお互いちょうどよかったんだよ。
やっぱ私は善人だ。


今日の1曲:『苦しみに耐え、幸福に至る』/ Cathedral

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