
みなさんは、藤谷文子って女優さんを知ってはりますか?
実は彼女、あの暴走シリーズで有名なアクション俳優スティーヴン・セガールの愛娘さんなんです。
私自身、庵野秀明監督の彼女の初主演映画『式日』を見るまでは彼女の存在は全然知りませんでしたが(いや、さんま御殿の親子スペシャルでセガールと共演してたのを見かけたと思うんですが、全く存在を忘れてました)、自分でも意外なくらいこの映画にハマってしまい、先日ヤフオクでこの『式日』のパンフレットを格安値段で落札してもーたぐらい。
しかも、庵野監督と藤谷さんの直筆サイン入り!
(真偽の方は定かではありませんが)

で、このパンフレット、中身も映画の劇中に出てくる名風景の写真集的な充実した内容で、監督やキャストのインタビューなどもテンコ盛り。
そして、なんといってもスペシャリーなのが、藤谷文子さん自身が執筆した『逃避夢』の原作が丸々収録されており、パンフの反対側から読みすすめられる仕組みになっている。
しかもこの原作にあたっての藤谷さんの直筆コメントも付されている。
こないだ初めてヤフオクで振り込め詐欺に見舞われましたが、その事すら帳消しになるくらいに、ええ買物したなと。

まぁこの『逃避夢』、原作本といっても30ページくらいの内容なので、こないだサイゼリアで1時間足らずで読了してしまいましたが、映画とはかなり設定が違いました。
まず映画では登場人物の名前はいっさい出てきませんが、原作ではいちいちフルネームが付いている。
そして、劇中に出てきた藤谷さん演じる主人公の女の子の自社ビルみたいな住処は存在せず、ほとんど男らの家に同棲状態で暮らしてる点など、全く違うリアル感のある舞台設定。
だいたい映画の小説版などを読むと、見た映画の場面とかその出演俳優を思い浮かべるもんなんですが、こんだけそういうのと全く重なり合ってこない原作本も珍しいです。
まぁ藤谷さんが17~19歳の時にかけて書いたものらしく、私が言うのもなんですが、最初は文章的にかなり読みづらいものがありました。
しかし、終盤になってくると、実に幻惑的でドロドロとした場面が盛り込まれ、彼女の心の奥に潜む“闇”の部分がモコモコ~と暗雲がたちこめるがごとくドス黒く描かれております。
母親の娘に対する醜怪ともいえる独占欲を剥き出しにしてくる描写がもの凄く真に迫っておりました。
親子の愛憎関係の極みともいえる、『ハンニバル』の原作バリに映画とは全く異なるラストの殺傷シーンはかなり衝撃的です。
この原作の通りの、また別のショートフィルムを作ったら面白いんじゃないでしょうか。
今日の1曲:『トウヒム』/ 藤谷文子
実は彼女、あの暴走シリーズで有名なアクション俳優スティーヴン・セガールの愛娘さんなんです。
私自身、庵野秀明監督の彼女の初主演映画『式日』を見るまでは彼女の存在は全然知りませんでしたが(いや、さんま御殿の親子スペシャルでセガールと共演してたのを見かけたと思うんですが、全く存在を忘れてました)、自分でも意外なくらいこの映画にハマってしまい、先日ヤフオクでこの『式日』のパンフレットを格安値段で落札してもーたぐらい。
しかも、庵野監督と藤谷さんの直筆サイン入り!
(真偽の方は定かではありませんが)

で、このパンフレット、中身も映画の劇中に出てくる名風景の写真集的な充実した内容で、監督やキャストのインタビューなどもテンコ盛り。
そして、なんといってもスペシャリーなのが、藤谷文子さん自身が執筆した『逃避夢』の原作が丸々収録されており、パンフの反対側から読みすすめられる仕組みになっている。
しかもこの原作にあたっての藤谷さんの直筆コメントも付されている。
こないだ初めてヤフオクで振り込め詐欺に見舞われましたが、その事すら帳消しになるくらいに、ええ買物したなと。

まぁこの『逃避夢』、原作本といっても30ページくらいの内容なので、こないだサイゼリアで1時間足らずで読了してしまいましたが、映画とはかなり設定が違いました。
まず映画では登場人物の名前はいっさい出てきませんが、原作ではいちいちフルネームが付いている。
そして、劇中に出てきた藤谷さん演じる主人公の女の子の自社ビルみたいな住処は存在せず、ほとんど男らの家に同棲状態で暮らしてる点など、全く違うリアル感のある舞台設定。
だいたい映画の小説版などを読むと、見た映画の場面とかその出演俳優を思い浮かべるもんなんですが、こんだけそういうのと全く重なり合ってこない原作本も珍しいです。
まぁ藤谷さんが17~19歳の時にかけて書いたものらしく、私が言うのもなんですが、最初は文章的にかなり読みづらいものがありました。
しかし、終盤になってくると、実に幻惑的でドロドロとした場面が盛り込まれ、彼女の心の奥に潜む“闇”の部分がモコモコ~と暗雲がたちこめるがごとくドス黒く描かれております。
母親の娘に対する醜怪ともいえる独占欲を剥き出しにしてくる描写がもの凄く真に迫っておりました。
親子の愛憎関係の極みともいえる、『ハンニバル』の原作バリに映画とは全く異なるラストの殺傷シーンはかなり衝撃的です。
この原作の通りの、また別のショートフィルムを作ったら面白いんじゃないでしょうか。
今日の1曲:『トウヒム』/ 藤谷文子
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