AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
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人間椅子と本

2017年10月08日 | 本わか図書室
先日私が大阪梅田に赴いたのは、ディスクユニオンで盤漁りをする他にもうひとつ目的があった。
それは、ジュンク堂大阪本店にて『人間椅子 和嶋慎治選書フェア+パネル展』なるコーナーが展開されていたからにほかならない。

それにしても、いくら最近(音楽活動だけでメシが食っていける程度に)大ブレイクしたからといって、ジュンク堂みたいな日本最大級の一流書店が和嶋慎治氏個人を大々的にフィーチャリングした、このような大胆な企画を実施するとは・・・・
まぁ社員の中に隠れファンがいて、この売れてる時期がチャンスだと思い企画会議でダメ元で提案してみたところ、まぁ儲かってるし幹部も太っ腹な人で「そんな熱心に言うならやってみたら?」みたいなノリで予算が組まれたかと思われる。


ジュンク堂大阪本店には行ったことがなかった。
漢字で書くなや。堂島の通り歩いててどこかわからんくて通り過ぎてもうたやん。



出た!!ホンマにおった!和嶋慎治氏の等身大パネル。
ジュンク堂大阪本店の2Fにおいて、又吉なんかよりも異界的で圧倒的な存在感を放っていた。
まぁ人間椅子知らん客にとっては、「バンドもやってはる作家さん?ふ~ん」ぐらいにしか思われてなかったろう。



今回のは和嶋慎治氏の初の自伝本『屈折くん』が刊行されたことによる記念企画ということで。
ここジュンク堂大阪本店ではサイン本が売ってて、二冊目を購入した椅子ファンも多かったのでは?
そして、自作エフェクター本『歪』も。半田ごて片手にポーズが決まっておりますな。



パネル展。
このオタクっぽい連中は、中学の時のロック観賞会の面々かな(自伝本参照)?



この格好もいつ頃か不明。私が椅子のライブを初めて観たのは3rd発売前(1992年)のやつだが、こんなエキセントリックな格好ではなかったなぁ。
1stと2ndの間くらいか。



コーナーの棚には、ワジーがオススメする選書40冊がズラリと並べられてあった。
『古代への情熱~シュリーマン自伝』、『ゴッホの手紙』、『江戸川乱歩傑作選』、夢野久作『ドグラ・マグラ』、谷崎潤一郎『刺青・秘密』、ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』、ポー『黄金虫・アッシャー家の崩壊』、三遊亭円朝『怪談 牡丹灯籠』、古今亭志ん生『なめくじ艦隊~志ん生半世紀』・・・・・etc.


実は私も人間椅子にハマった高校生の頃、その影響で楽曲の題材とされた著書を片っ端から読んでいた。
当時数年間だけ刊行された『メタル・ギア』という音楽雑誌に文芸ロックと紹介された人間椅子のインタビュー記事で、彼らの詩世界をもっと深く知るための著書が紹介されててそれもけっこう参考になった。





『ラヴクラフト全集』1~5巻。
クトゥルー神話にハマったのもやはり人間椅子の影響。
私が浪人生の時読んでてチンプンカンプンやったこれらをワジーは小学生の時に熱読してたという。エパダだ。



帯欲しさに坂口安吾の『白痴』一冊だけ購入。見事ジュンク堂の戦略にハマっちまった。
最初ボルヘスの著書を買おうと思ったんやけど、780円もしよるのでやめた。
ほんま最近の文庫本は高いね。



そして、今月20枚目のニューアルバム『異次元からの咆哮』もリリースされた。
今回はヴィレヴァンでお布施。鈴研和尚の筆によるありがたい魔除けの巾着が付いてきた。


アルバムの感想については・・・割愛させていただきます。




今日の1曲:『虚無の声』/ 人間椅子

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