AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ヤレヤレヤレヤ

2017年11月19日 | コンサート
今年もやっぱり人間椅子のライブに行って行きました。
最新作『異次元からの咆哮』のレコ発ツアーですわ。

会場は、スナックやガールズバーなどが犇めき合ういかがわしい通りのパークアベニュー堂山にあるumeda TRAD。




まぁこの前まではumeda AKASOという会場名で通っていたのだが、私が最初にこの会場で人間椅子を観た時(『無限の住人』ツアーの頃だったと思う)は、バナナホールという名前で、今回で3回(経営者が?)変わっている。




今回ライブに行こうと思った動機として、珍しくツアーグッズのデザインがカッコよくてそれが欲しいというのがあった。
16時半から物販の先行販売があるという情報をキャッチしていたので、キタのユニオンでさっとCD物色してから念のため時間キッカリに会場に赴いた。
ねぷた絵師の三浦呑龍先生のデザイン画がほどこされたパーカーがどうしても欲しかったのだ。

ところが、会場に着いてみると・・・なんとすでに長蛇の列!!
椅子の先行販売に行ったのは初めてだったが(以前は先行販売なんてものはなかった。そんなものは必要なかったのだ)、最近の人間椅子って凄まじいことになってんのね!
しかし、すでに行われた地方公演に行ったと思しきねぷたパーカーに身を包んだファンが並んでるのはなぜなんだ?それ以上何を買うんだ?
どうやら会計スタッフが一人しかおらず、行列の行進が遅いことこの上なかった。
人間椅子のグッズ買うのに、こんなヤキモキした気持ちになったの初めてだよ!
会場外ではイエスの「ファースト・アルバム」がかかっていたが、もう全然気が安まらなかったよ。
で、やっと私の順番がまわってきて、スタッフに「パーカーMサイズ、あと2着」と言われた時はタマキンが縮む思いでしたよホンマに。
なんやねん!最近の余裕のない人間椅子は・・・

ねぷたパーカーギリギリゲット!カッコいい!


2週間くらい前にチケット発券して整理番号は400番台。昔なら2日前でも二桁台やったけどなぁ。
会場入ったらハコはほぼ客で埋め尽くされていた。どこで見ようかなとウロウロしてたら左側のトイレに行く通路に人がまばらに配置しているのに気づき、そこがなかなかの穴場でけっこう前の方で見ることができた。

今回のライブは新録曲が中心とはいっても8曲くらいと意外と少なく、あとは過去のナンバーが10曲くらいだったか。
まぁ今回は意外性のあるレア曲は少なめで、定番のノリやすい楽曲が中心だったような気がする。
私が奇声を上げて喜んだのは「菊人形の呪い」くらいやったかなぁ。
途中MCで相撲の話をしたり、「今年の夏は暑かったですねぇ」とか言ったり、こっちは「え?相撲の唄やってくれるん!?」「楽しい夏休みキタ!?」て、ぬか喜び何回したか・・・

中盤で和嶋氏は、金が入って今年新調した自身のシグネスチャーモデルSGを得意げに披露。
さそりを思わせる形状に仕上げられ、さそり座の支配星が冥王星であることからモデル名は「冥王~Pluto」と名付けたとか。
私にはアンセムのロゴに見えてしゃーないんやけど。



ポッカリと空いたボディー下部の穴を和嶋氏は「異次元への入り口」と呼んでおり(なるほど、この穴がユゴス星へと繋がってるんだね)、ここから手を出して演奏できるかなコーナーが始まった。
ワジーがパープルの“Smoke On The Water”のイントロを弾きだすと、他の二人もそれにつられて演奏しだし1番だけガッツリと完奏。会場メチャメチャ盛り上がってた。
で、結論「弾きにくい」とのこと。

今回の新作で、鈴木氏が作曲した曲が案外よくて、「痴人のモノローグ」なんかは鈴木氏曰く「和嶋くんに存分に得意のブルースを弾いてもらうために作った」んだそうだ。
確かにさっきギターかなりあやしかったレインボーまがいの「太陽がいっぱい」とは打って変わって、この曲になったら水を得た魚のように気持ちよさそうにギター弾いてたもんな。
鈴木氏グッジョブ!

あと、津軽弁全開のナンバー「月夜の鬼踊り」にいく前の、鈴木氏による「ねぷたの囃子」に関するレクチャーがなかなか興味深かった。
鈴木氏の出身地、弘前市でのねぷた祭りの囃子には、“進む”・“休み”・“戻り”の三種類があるという。
今回演奏された「ねぷたのもんどりこ」や、1st収録の「あやかしの鼓」は“戻り(もんどりこ)”の囃子リズムを採用しており、新録の「月夜の鬼踊り」のサビで使われてるのは“休み”の囃子リズムだという。
“休み”は、ねぷたの行進が詰まってその場に長時間居る時に、観覧者を退屈させないために流される囃子らしい。
ちなみに、「ねぷたのもんどりこ」の歌詞に出てくる「頭割られて飛び出す目玉~♪」というフレーズは、新作のジャケットにも採用されている、鈴木氏が高校生の時から敬愛してやまない呑龍先生の筆によるねぷた絵の構図を歌ったものらしい。



こういうところに、ねぷた祭り大好き人間の鈴木氏のこだわりというか、郷土愛が感じられていい。
パチンコ、地獄シリーズはもうええから、ねぷたシリーズはこれからもどんどんやってほしい。


あと、今回は久々にライブ会場で落ち合う予定の知り合いがおったのだが、家出た時にその人から電話がかかってきて「会場に着いたら当日券何時頃販売するか教えてくれ」と。で、メールで送ってやると、「今から梅田向かいます」と返信がきた。
開演前一応会場入り口で待っていたが一向に現れない。
で、終演後電話しても出ない。ふざけた話である。
はらわたが煮えくりかえる思いで会場を後にしたが、おそらくその時の私の形相は呑龍先生描くねぷた絵の武者そのものであったかと。
まぁだいたい見当はついていたのだが、別件で酔い潰れて家に帰ったらしい。F**K Off!and Die!
これやから酒飲みはきらいやねん。こういう手合いと付き合ってると、こっちが馬鹿をみることがあまりにも多すぎるのだ。
だから私はワジーとも、おそらくプライベートでは付き合えないだろう。
もうその日は腹の虫が治まらなくて、馴染みのメタルバー寄ってヤケ酒ですよ!ったく・・・(ヨギパイン一杯だけやけど)

まぁ鈴木氏の使用済みのピック拾ったので良しとすることにする。




今日の1曲:『ねぷたのもんどりこ』/ 人間椅子
コメント (2)
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