AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

時空の舞踊

2017年11月26日 | コンサート
今秋もやっぱり原始神母のライブに行ってきました。
今回は、先月Zeppで上映されたデヴィッド・ギルモアの絶響フィルムコンサート『ライブ・アット・ポンペイ』を目撃してちょっと感銘を受けたという、よりによって普段全然ピンク・フロイドを聴かない姉を伴ってのライブ観戦。
会場はお馴染み、神戸チキン・ジョージ。


神戸のスパのフロントには靴磨き屋がいる。なんとなくヒプノシス的?



三宮に着いて腹ごしらえに寄ったスパ内のガストが人手不足で、メシを食い終えた頃には開場時間がとっくに過ぎてしまって急いで会場までかけつけると、すでに長蛇の列。
まぁ整理番号から余裕で座れるだろうと思って入場すると、座席がフロアの半分くらいしか用意されておらず、すでに満席。まさかの立ち見ライブ観戦となってしまいブルーな気持ちになる。
この手のプログレバンドの長丁場のライブで立ち見っつーのは今回が初めてかも。
2年前、初の原始神母のライブでこの神戸チキン・ジョージで見た時は、開場してしばらく経ってから入場しても余裕で座れたのに・・・・・
つまり動員が各段に増えたってことですわな。

にしても、今回はやたら外人が多かったな。
外人は酒飲みだから、ライブ中も何回も私の前を横ぎり酒を補充しにウロつくので鬱陶しいことこの上なかった。
まぁでも程よく盛り上がってくれてるのはいい感じだった。


原始神母第一部は、いきなり『狂気』完全再現でマジかと思った。




イントロダクション「Speak To Me」での狂笑とスクリームは、今回も扇田裕太郎氏、そして今年新たに加わった冨田麗香さんによる実演。
この部分はなんだかいよいよ演劇めいてきたな。

気持ちよさそうに夢心地のフレーズを奏でるシャケ。



初見の方たちにとって、この凝りに凝った神秘的な照明ワークだけでもかなり見応えがあったと思う。

これは「狂ったダイアモンド」サビでの照明。



今回も扇田氏による弾き語り「翼を持った豚」が奏でられた時は少し期待した。
扇田氏は「Comfortably Numb」の冒頭の歌もそうだけど、ロジャーの憂い感を出すのがほんとうに長けている。


そしてこの後、「犬」がくるのか、「豚」がくるのか?「羊」がくるのか?


ンメェェェェ~~~・・・・ンメェェェェェ~~~~・・・・ンメェェェェェ~~~~~


今回も羊かーい!
個人的には犬演ってほしかったな。


「Another Brick In The Wall」では、キーボード2人によるロングバトルも。



正直、今回原始神母マジックはあまり感じられなかった。
それもそのはず私もこれで4回目だ。最初の衝撃、新鮮味は当然薄らいじゃってますよ。
それに今回のセトリは今まで演奏された70'sフロイドの総括的なもので、未聴曲1曲もなかったしね。
大好きな「原子心母」は演ってくれないし。
相変わらずのテンコ盛りセットではあるんだが、+αほしかったな。「SUMMER '68」とか。


まぁ今回が初めてなオーディエンスがかなり来場されてたと思われるが、その人たちの歓声や感激の声は凄まじかった。
そりゃあんだけのもの見せられたらそうなるよ。私も最初はそうやったもん。
「本家ピンク・フロイドよりいいーー!!」なんて叫んでる人もいた。




三国義貴氏が「ピーン!ピーン!ピーン!」というエコー音を鳴らし出すやいなや、「もう最高やーー!!」という歓声があがった。
外人集団も大喜び。



今回もミラーボール回りました(割れなかったけど)。



大団円。



今回物販ではシド・バレットTシャツが新たに追加され、デザインのカッコよさに思わず購入。
ちゃんとクレイジーダイヤモンドになってる。まぁこの日はシドのは1曲も演らなかったけど。



余談であるが、開演前、前回人間椅子のライブをすっぽかした例の酒飲み野郎に遭遇。
原始神母見に来とったんか。
向こうからシレっと声をかけてきて、妙にめかし込んでいたので最初誰だかわからなかった。
ヘタしたらもう二度と会うこともあるまいと思っていたのだが、悪びれた様子もなく普通に接してきたので、まぁその場で許してやった。
(貸し出し中のDVDも返してもらわんといけんしね)


ピザ・バレット。



今日の1曲:『ECHOES Part.1』/ 原始神母
コメント
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