今年でもう何回目かな?
そもそもいつから「AMASHINレコード大賞」ってタイトルになったんだ?
ようは2010年の私個人のベストアルバム5選なんですが。
見てもーたらわかる通り、新しい発掘とかもうないですね。
往年の私の好きなアーティストのアルバムを並べ立ててるだけという。
まぁ現在進行形ではなく、懐古趣味的で、しかも洋楽にもさほど興味を持てなくなってしまった年古りたメタル野郎の選ぶアルバムなんてこんなものです。
では、はりきって(はりきれるかい!)どうぞ!!
第1位『EPARISTERA DAIMONES』/ TRIPTYKON
「セイタン!!」というトムの第一声からして、本格派の貫禄が溢れ出ている。
元CELTIC FROSTのトーマス・ガブリエル・ウォーリアー率いる新バンドの黒一色の第一弾。
凄まじいまでの重圧感、聴き手を陶酔させずにはおれないウットリするよな耽美さに満ち溢れた格式高い怪作である。
罪人のヒザに重石をひとつひとつ積み重ねていくかのような粘着質ギターフレーズのジワジワ感、幽玄なる女性コーラスの配し方の絶妙さ。
トムという人は、まぁ音楽家にして超一級の演出家といったところだろう。
ゴスプレごっこで戯れているそこいらのメタルバンドとは明らかに一線を画しているモノホンのゴシックメタルサウンドがここにはある。
奇妙な者よ 恐ろしく陰鬱なる救済主よ・・・
第2位『LIVE 2005-2009』/ ゆらゆら帝国
このBOXにコンパイルされたライブ音源、あるいは映像を鑑賞するにつけ、彼らが解散するまでのこの約5年間というもの、ゆら帝のライブを放置していたことを激しく後悔させられた次第です。
ゆら帝のライブにおけるサイケデリック感と、益々凄みを増す坂本君の歌の高揚感はとにかく半端ない。
ゆらゆら帝国というバンド生命体の、その時期のバイオリズムによって新曲から過去のナンバーまで、曲の状態がこれほどまで異様な変容を遂げるバンドもないだろう。
いや~、Disc1の「順番には逆らえない」での坂本君による幻惑的なブルースハープには心底やられたなぁ~
あと、「グレープフルーツちょうだい」が過去最大級にヤバいアレンジになってる。
まさに日本が世界に誇るべきモンスターバンドといえば・・・
どうも、ゆらゆら帝国でした。
「空洞です」
第3位『MAIDEN VOYAGE』/ Salyu
ライブDVD目当てだったこともあり、リリース当初はあまり真剣に向き合ってなかったが、#4~#11にかけての流れがとても素晴らしく、7曲も曲が気に入れば十分にお気にアルバムと言えるだろう。
楽曲のクオリティがすこぶる高いのと(やっぱ小林さんは天才かもな)、Salyuの歌唱がそれにちゃんとついていけるよう丁寧に歌い上げている努力が功を奏している。
今さら仰々しさばかりが鼻につくリリイ・シュシュの新プロジェクトなんかやらなくってもいいと思う。
「新しいYES」
第4位『Volcano』/ Yossy Little Noise Weaver
元DETERMINATIONS、BUSHO OF GHOSTSのキーボーディストYOSSYが旦那icchieと共に立ち上げたプロジェクトの第3弾。
今回はYOSSY自らがボーカルをとるという離れ業をやってのけ、ニューウェイブ色濃厚な良質のポップミュージックを展開している。
いや、まいったね。
こういうのをサラっと作ってしまうところにYOSSYのセンスの良さと懐の深さを感じてしまう。
とにかくナゴム。
「VOLCANO」
第5位『BUOYANCY』/ キリンジ
堀込兄弟ユニットの8作目。タイトルは“浮力”という意味らしい。
確かに全体的にふんわりとした雰囲気のアルバムだ。
彼らのアルバムは久々だったが、冗談なのかマジメなのか、相変わらずキリンジ特有のエキセントリックな歌詞が耳を惹く。
弟の歌う「セレーネのセレナーデ」ははっぴいえんどとフロイドが合わさったかのような朝靄感がたまらない。
でもやっぱ傑作なのが、兄が今までにないくらい(ザ・カーズのリック、あるいは陽水っぽい?)ぶっ飛んだテンションで歌い上げるニューウェイブ風のリサイクル奨励ソング「都市鉱山」。
2010年ナンバーワンソングだな。
今日の1曲:『都市鉱山』/ キリンジ
そもそもいつから「AMASHINレコード大賞」ってタイトルになったんだ?
ようは2010年の私個人のベストアルバム5選なんですが。
見てもーたらわかる通り、新しい発掘とかもうないですね。
往年の私の好きなアーティストのアルバムを並べ立ててるだけという。
まぁ現在進行形ではなく、懐古趣味的で、しかも洋楽にもさほど興味を持てなくなってしまった年古りたメタル野郎の選ぶアルバムなんてこんなものです。
では、はりきって(はりきれるかい!)どうぞ!!
第1位『EPARISTERA DAIMONES』/ TRIPTYKON
「セイタン!!」というトムの第一声からして、本格派の貫禄が溢れ出ている。
元CELTIC FROSTのトーマス・ガブリエル・ウォーリアー率いる新バンドの黒一色の第一弾。
凄まじいまでの重圧感、聴き手を陶酔させずにはおれないウットリするよな耽美さに満ち溢れた格式高い怪作である。
罪人のヒザに重石をひとつひとつ積み重ねていくかのような粘着質ギターフレーズのジワジワ感、幽玄なる女性コーラスの配し方の絶妙さ。
トムという人は、まぁ音楽家にして超一級の演出家といったところだろう。
ゴスプレごっこで戯れているそこいらのメタルバンドとは明らかに一線を画しているモノホンのゴシックメタルサウンドがここにはある。
奇妙な者よ 恐ろしく陰鬱なる救済主よ・・・
第2位『LIVE 2005-2009』/ ゆらゆら帝国
このBOXにコンパイルされたライブ音源、あるいは映像を鑑賞するにつけ、彼らが解散するまでのこの約5年間というもの、ゆら帝のライブを放置していたことを激しく後悔させられた次第です。
ゆら帝のライブにおけるサイケデリック感と、益々凄みを増す坂本君の歌の高揚感はとにかく半端ない。
ゆらゆら帝国というバンド生命体の、その時期のバイオリズムによって新曲から過去のナンバーまで、曲の状態がこれほどまで異様な変容を遂げるバンドもないだろう。
いや~、Disc1の「順番には逆らえない」での坂本君による幻惑的なブルースハープには心底やられたなぁ~
あと、「グレープフルーツちょうだい」が過去最大級にヤバいアレンジになってる。
まさに日本が世界に誇るべきモンスターバンドといえば・・・
どうも、ゆらゆら帝国でした。
「空洞です」
第3位『MAIDEN VOYAGE』/ Salyu
ライブDVD目当てだったこともあり、リリース当初はあまり真剣に向き合ってなかったが、#4~#11にかけての流れがとても素晴らしく、7曲も曲が気に入れば十分にお気にアルバムと言えるだろう。
楽曲のクオリティがすこぶる高いのと(やっぱ小林さんは天才かもな)、Salyuの歌唱がそれにちゃんとついていけるよう丁寧に歌い上げている努力が功を奏している。
今さら仰々しさばかりが鼻につくリリイ・シュシュの新プロジェクトなんかやらなくってもいいと思う。
「新しいYES」
第4位『Volcano』/ Yossy Little Noise Weaver
元DETERMINATIONS、BUSHO OF GHOSTSのキーボーディストYOSSYが旦那icchieと共に立ち上げたプロジェクトの第3弾。
今回はYOSSY自らがボーカルをとるという離れ業をやってのけ、ニューウェイブ色濃厚な良質のポップミュージックを展開している。
いや、まいったね。
こういうのをサラっと作ってしまうところにYOSSYのセンスの良さと懐の深さを感じてしまう。
とにかくナゴム。
「VOLCANO」
第5位『BUOYANCY』/ キリンジ
堀込兄弟ユニットの8作目。タイトルは“浮力”という意味らしい。
確かに全体的にふんわりとした雰囲気のアルバムだ。
彼らのアルバムは久々だったが、冗談なのかマジメなのか、相変わらずキリンジ特有のエキセントリックな歌詞が耳を惹く。
弟の歌う「セレーネのセレナーデ」ははっぴいえんどとフロイドが合わさったかのような朝靄感がたまらない。
でもやっぱ傑作なのが、兄が今までにないくらい(ザ・カーズのリック、あるいは陽水っぽい?)ぶっ飛んだテンションで歌い上げるニューウェイブ風のリサイクル奨励ソング「都市鉱山」。
2010年ナンバーワンソングだな。
今日の1曲:『都市鉱山』/ キリンジ