AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

発禁の蠍団

2008年11月08日 | やっぱりメタル!!
ちょっとお待ち下さい!!早まって通報してはいけません!
これはれっきとした正規(だった)のハードロックアルバムのジャケットなのです。

この度のギター仙人ウリ・ジョン・ロート様の来日にともない、僭越ながらこのSCORPIONSの名盤について語りたくなった次第にございます。


『狂熱の蠍団~ヴァージン・キラー』。
とにかくウリのギターが暴れまくる1976年作のハードロックのエッセンス満載の名盤!!
まぁ実はスコピーのアルバムは3枚くらいしか持ってないんですが、このアルバム、実は私の中でも5本の指に入るほど大好きなHR/HM作品なんです。


いきなり泣きのフレーズで始まるM1「幻の肖像」からしてたまらない!名曲!
クラウス・マイネの哀愁の歌声も心にグッと沁み込んでくる。
そして一転して、痛快ハードロックナンバーM2「CATCH YOUR TRAIN」では全編に渡ってウリの流麗なるギターソロが炸裂しまくっており、当時これに興奮したギターキッズは多いかと思われます。クラウスも負けじとメチャビブラっております。
タイトル曲M4「VIRGIN KILLER」のナイフを切り込むかのようなソロワークもツーレツ&モーレツ!




そしてこのアルバムで興味深いのは、メインのクラウスを差し置いてウリがリードヴォーカルをとってやりたい放題してるナンバーが2曲存在している点!
ほとんどのスコピーファンがこの2曲に対して「おふざけとしか思えない」とか、「あの2曲がなければ・・・」などとほざいていらっしゃるが、こういう人たちは多分センス・オブ・ユーモアというものが理解できない人なんだと思われます。
この2曲が本作品の良いアクセントとなっているってのが解らんかなぁ・・・て残念に思う今日この頃。

まず、M6「HELL CAT」のサビは確かにウリがクシャミしてるようにしか聞こえないけど(最初スティーヴン・タイラーが歌ってるのかと思った)、このウリの常軌を逸したギターセンスとテンションの高さはクラウスには出せない味だと思う。

そしてなんといってもM8「暗黒の極限」!
今作品の私のフェイバリットナンバーでもあるし、(全部知らないけど)スコピーの曲ん中でも私のベストソングといっても過言ではないでしょう。
このウネウネしたネチっこくて猥褻なノリに、ウリのダーティーなヴォーカリゼーション!そしてジミヘン趣味が炸裂している窮極のソロワークに悶絶!
ガンズの「ROCKET QUEEN」もそうやけど、私はこういうネチっこくてエロい感じの曲がツボなのかもしれません。
ほんま俺ってスケベやなぁ。




全体的にどことなくダークで哀愁感があり、毒気も強くエロくてユーモア、そしてメタリックなギターが炸裂していて、ジャケットのヤバさも相まったこの作品こそ、HR/HM史上に残る歴史的名盤でありましょう!


このジャケ、当時ヤバ過ぎるということで欧米では発禁、ジャケット差し替えになってしまったそうですけど、日本ではそのまんまで売られておりました。

しかし最近の紙ジャケ再発盤見てみたら・・・・

とうとう規制がかけられてしまった!

これはあんまりだ!(泣)



今日の1曲:『POLER NIGHTS』/ SCORPIONS
コメント (4)
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