「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

今日の夕焼け

2010年09月13日 | 田舎暮らし
 土日の東京は猛暑だったけれど、帰ってきたら、天気も曇り空で雨も降ったりして、別世界のように涼しい。今日も午前中は、窓を閉めたままでも全然暑くなかった。ようやく秋らしい天候になっていくのかな。日もだいぶ短くなってきた。夕方は夕焼けがきれいで、いろんな人がブログに写真をアップしているみたいだけど、私も載せておこう。

ジョン・レノン・ミュージアム

2010年09月13日 | 音楽
 この9月末で閉館になってしまうジョン・レノン・ミュージアムに、昨日ようやく行ってくることができた。開館したときから行きたいと思っていたものの、なかなか自由に出歩ける時間を持てないまま年月が過ぎていったけれど、閉館と聞いたら、これはもう行くしかない。
 本当にシンプルに愛と平和のメッセージを歌い続けたジョン。そして、もろくて繊細な心の叫びを率直に歌にしたジョン。5年間の主夫業を経て、新たなスタートの直後に凶弾に倒れた衝撃のあの日から、もう30年もたってしまったのかと思うと本当に感慨深い。先日十数年ぶりに訪れてくれた友人が、ピアノを弾きながら「#9 Dream」を歌いだして、思わず私も一緒に口ずさんで、その後ジョンの話になった。彼は当時ニューヨークにいて、ジョンの死の数日前から仲間たちの間で何かすごく重苦しい感じが付きまとっていたんだそうだ。

 ミュージアムでは、最初にジョンの生涯をざっとたどるショートムービーを見て、展示室に入る。誕生・少年時代からビートルズ、ヨーコとの出会いと、時系列を追って展示が続く。少年時代に作ったという雑誌や上手なイラストにびっくり。あと、そうだったのかと思ったのは、ビートルズは66年6~7月に来日しているけど、その夏にはもうコンサート活動を中止している。そのころ私はまだ小学生で、ビートルズを聞くようになったのは、ほとんど解散間際になってからだった。ヨーコと一緒になってからのジョンの作品のメッセージの中身に目を向けるようになったのは、多分大学生になってからだったと思う。
  
 ミュージアムのFinal Roomには、ジョンのさまざまなメッセージが英語と日本語で並んでいて、いすもあって、座ってメッセージを眺めながらじっくり余韻に浸れるようになっていた。私は帰りのバスの時間が気になって、あまりゆったりと余韻に浸っている時間はなかったので、ショップでそのメッセージを集めた冊子を買ってきた。

 Yes is the answer and you know that for sure
Yes is surrender, you got let it, you got let it go
 (心を開いて「イエス」って言ってごらん
  すべてを肯定してみると 答えが みつかるもんだよ)

Now that I showed you
what I've been through
Don't take nobody's word
what you can do
 (ぼくが これまで どうやってきたかは
  おしえられる けど
  きみが これから どうするかは
  自分で考えなきゃ)

 日曜日だったので、来館者も結構多く、ビートルズを現役で聴いたであろう年配の人から、子連れの人たち、若い人たちと、本当にさまざまな年代の人たちがいた。こうしてジョンとヨーコの愛と平和のメッセージが若い人たちにしっかりと伝えられていくことも、とてもうれしく思った。最後にメッセージを書くところがあったけれど、そこでも若い人たちが何人も熱心に書き込んでいた。

ヨーコは私の母親と同じ年。
去年のジョン・レノン・スーパーライブで歌っている姿をテレビで見たけど、
いまだ若々しく精力的にさまざまな活動している。本当にすごいなと思うとともに、
ありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです。