「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

大鹿大豆

2005年02月19日 | 田舎暮らし
 昨日、大豆の加工流通研究会とやらに行ってきた。集まっていた顔ぶれは、やはり旅館や飲食店などの関係の人が多く、何か場違いな気もしたが、一応メニュー提案もしたので、会議に来るようにと言われていた。まだ、始まったばかりで、全く手探り状態だけど、どういった人をターゲットにしたらいいかといった話をしたあと、じゃ~ん、試食会となった。
 実は、今回「大鹿大豆」として商品開発しようとしているこの大豆を、私は今まで食べたことがなかった。ごく一般的な大豆のイメージで、アメリカのベジタリアンのレシピを紹介したのだけど、試食してみて、考えががらっと変わってしまった。ただシンプルに蒸しただけの大豆がすごくおいしい。以前うちで作っていたエンレイ大豆に比べて、驚くほど小粒で、味が濃く、甘みもある。蒸し大豆に山塩をちょっと付けて、食べ出したら止まらないというのは大げさにしても、豆自体が本当においしくて、下手に加工しないほうがいいんじゃないかと思ってしまった。豆乳もすごく味が濃かった。
 味噌、クッキー、ホットケーキ、おからのコロッケ風の料理、カスタードプディング、杏仁豆腐風のもの、炒った豆の表面に各種の味を付けたものなど、大鹿大豆だけではなく、他産地の物や市販の豆乳粉を用いた物などが並んでいたけど、あまり加工してしまうと、どこの大豆でも大して変わらないものになってしまう。それではちょっともったいないなと思った。
 さて、次回はどんな展開になるか。歌舞伎や桜祭りのイベントに向けて、具体的な商品になって動いていけるといいな。

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