「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

村議会議員選挙

2007年04月22日 | 田舎暮らし
 今日は村議会議員選挙が行われた。村に転入して何回目の選挙かな。
 こちらに来てすごく驚いたことの一つは、選挙の際、選挙公報も立会演説会も何もなかったこと。小さな村の地縁血縁選挙でそんなものは要らなかったのかもしれないけど、私たちのようなIターンの人間には、どの候補者がどういう人か、最初のころは顔すら分からない人もいる状態で、だれに投票していいものやらさっぱり分からなかった。
 それが青年部の人たちの働きかけで合同立会演説会が開催されるようになったのが、前々回の選挙あたりからかな。(今回も一昨日開かれて、候補者10人のうち8人しか来ていなかったけど、住民の関心は高く、客席はびっしりだった)
 今回はさらに選挙公報が全戸配布された。二十何年住んでいて、村長選も含めた村の選挙で公報が配られたのは、本当に初めてのことだ。こちらも全員ではなくて、8人分しか載っていなかったし、5人は手書き原稿でやや読みづらい部分もあったけど、公報を見ながら、村の選挙も少しずつ変わりつつあるんだなと実に感慨深いものがあった。

 一方、3回前の選挙で初めて女性議員が2人出て、画期的だと喜んでいたら、前々回で1人になってしまって、前回は1人立ったものの落選して、女性議員がいない状態だったのが、今回は立候補者にも女性が一人もいなかったのは、時代の流れに逆行していて残念だった。
 また、今回は何期も議員を続けてこられた高齢の議員のかたがかなり引退されて、新人が4人当選、前回選挙と合わせると、顔ぶれが本当にがらりと入れ替わった。ぜひ活発な議会が展開されることを期待したいものだ。
 ちなみに投票率は89.5%。国や県の選挙とはえらい違い。

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