リニア中央新幹線、国の審議開始 地元調整難航か(朝日)
リニア新幹線をめぐる国の交通政策審議会・陸上交通分科会・ 鉄道部会の審議が始まった。国交省の審議会のサイトに配付資料等が早速公開されている。資料の中に環境対策の検討状況などもあって、騒音対策にはフードを設置すれば対応可能とか、微気圧波・空気振動、沿線磁界・車内磁界への対応なども簡単に書かれていた。こんなフードに覆われた構造物が、釜沢や青木の谷に出現するのかと思うと、ぞっとする。微気圧波・空気振動は緩衝工で低減できる、磁界は「ICNIRPガイドライン(WHO見解)」以下にすることができるとあって、逆にいえば、そういうものが基準以下であれ明らかに発生するのだということが改めて分かる。異常時対応の検討状況では、資料には火災の際の避難通路などの図があったけれども、長大トンネルで3000m級の山の中、地上ははるか遠い。地盤が悪いところでの崩落の危険については、少なくともこの資料の中には触れられていなかった。
朝日の記事では採算面など「慎重論も相次いだ」とあり、実際、これだけ公共事業が見直されているご時節、他地域では悲願の整備新幹線がなかなか進捗しなかったりするのに、JR東海が単独でやるからといって、ルート問題の検討資料などもろくに公開されずに進んでいくのはどう考えてもおかしい。本当に各方面から慎重に審議してもらいたいものだと思う。
3月28日(日)には、東京で、リニア・市民ネットの主催による「リニア新幹線は必要か?」と題したシンポジウムが開催される。
リニア新幹線をめぐる国の交通政策審議会・陸上交通分科会・ 鉄道部会の審議が始まった。国交省の審議会のサイトに配付資料等が早速公開されている。資料の中に環境対策の検討状況などもあって、騒音対策にはフードを設置すれば対応可能とか、微気圧波・空気振動、沿線磁界・車内磁界への対応なども簡単に書かれていた。こんなフードに覆われた構造物が、釜沢や青木の谷に出現するのかと思うと、ぞっとする。微気圧波・空気振動は緩衝工で低減できる、磁界は「ICNIRPガイドライン(WHO見解)」以下にすることができるとあって、逆にいえば、そういうものが基準以下であれ明らかに発生するのだということが改めて分かる。異常時対応の検討状況では、資料には火災の際の避難通路などの図があったけれども、長大トンネルで3000m級の山の中、地上ははるか遠い。地盤が悪いところでの崩落の危険については、少なくともこの資料の中には触れられていなかった。
朝日の記事では採算面など「慎重論も相次いだ」とあり、実際、これだけ公共事業が見直されているご時節、他地域では悲願の整備新幹線がなかなか進捗しなかったりするのに、JR東海が単独でやるからといって、ルート問題の検討資料などもろくに公開されずに進んでいくのはどう考えてもおかしい。本当に各方面から慎重に審議してもらいたいものだと思う。
3月28日(日)には、東京で、リニア・市民ネットの主催による「リニア新幹線は必要か?」と題したシンポジウムが開催される。
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