菅直人新内閣が昨日発足した。村山さんの後、ずっと親が政治家の首相が続いてきた中で、市川房枝さんの応援からスタートした市民運動出身の菅さんが首相になるということは、ずっと民主党の看板の一人であり続けた人とはいえ、ある種の新鮮さ、清冽な感覚があるし、期待感もある。特に会見の中にあった「私は政治の役割は国民が不幸になる要素、世界の人々が不幸になる要素をいかに少なくしていくのか、最小不幸の社会を作ることにあると考えている。貧困、戦争といったことをなくすことにこそ政治が深く力を尽くすべきだ」という言葉は、よく心に刻んでおきたいと思った。
一方で、こと普天間の問題については「日米合意に基づいて進めなければならない」と言っているし、防衛大臣も外務大臣も再任だから、やはり失望感も否めない。「沖縄の負担軽減も真摯に全力を挙げて取り組んでいく」ためには、「移設」ではない、新たな基地建設は、どう考えても両立するものではない。「最小不幸の社会」が特定の少数の人たちに「不幸」を押し付けることによって成り立つものであってはならないはず。
一方で、こと普天間の問題については「日米合意に基づいて進めなければならない」と言っているし、防衛大臣も外務大臣も再任だから、やはり失望感も否めない。「沖縄の負担軽減も真摯に全力を挙げて取り組んでいく」ためには、「移設」ではない、新たな基地建設は、どう考えても両立するものではない。「最小不幸の社会」が特定の少数の人たちに「不幸」を押し付けることによって成り立つものであってはならないはず。
まさに「最大多数の最大幸福」を意識した言葉なのでしょうけど、それ故に、その言葉の下にしばしば少数者に犠牲が強いられてきている理不尽が想起させられてしまいます。民主党政権で良くなっていることもあるとは思うのですが、原発推進など悪くなっていることもあって、困ったものです。
最近よく言葉を聞くベーシックインカムはどうなのでしょうね。
12日~大鹿に来ますよ。
ウンチャカライブのときに、子どもたちが演奏する予定。
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