「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

一般質問

2016年06月09日 | 議員活動
 6月定例会が昨日から始まり、今日は一般質問が行われた。今回は6名が質問。
 最初に秋山議員が、3町村による152号線整備要望書について、大鹿村における防災体制の再検討について、防災倉庫備品の再検討、次に齋藤議員が村内の環境美化作業について、村内の商業活性化について、次に私がリニア工事への住民理解の判断について、リニア・災害など非常時の対応について、4番目に東村議員がリニア工事期間中の緊急車両の通行について、5番目に北島議員がケーブルテレビ光化について、リニア工事と日本で最も美しい村について、最後に小沢議員が移住定住促進について、逆単身型農山村留学について。

 私の一般質問の通告内容は、
1,リニア工事への住民理解の判断について
 先日の住民説明会の中で、JR東海は住民の理解が得られたかどうかの判断は事業者がするという言い方をしていたが、これはおかしいのではないか。村長は以前から説明に納得がいかない点は要望し、回答をもらうということを繰り返し、どこかの時点で一定の判断をすることになるという言い方をされていたが、その判断をする主体は当然、事業者ではなく村だと思うが、村長がどう考えておられるか改めて確認したい。また、村長ご自身は現時点で示されている道路改良や送電線計画などについて、村の従来からの要望が満たされているとは言えないと思うが、理解・合意できるとお考えか?

2.リニア・災害など非常時の対応について
 昨秋、大規模土砂災害を想定した合同防災訓練が行われた。そこでは上蔵で大規模崩壊が発生し河道閉塞により天然ダムが発生するような災害も想定されていたが、JR東海ではそのような災害を想定したシミュレーションは実施していないそうだ。工事中および供用後についても、大地震や大規模土砂災害、事故など災害や緊急時を想定した具体的な対応方策をきちんと考えておいてもらって確認しておく必要があると思う。村の医療や消防は当然対応不可能であり、JRにどのような対応方策を求めていくのか村長のお考えをお聞きしたい。

 大鹿村でリニアに関する次の説明会は、道路改良の工事説明会、そして南アルプストンネルの工事説明会となってくるのだと思う。JR東海は以前、工事説明会を開催したら早急に着工したいと言っていた。(早川町では工事説明会の後、割合すぐ起工式はしたけど、その後はストップしていたと聞く。でも、つい最近、名古屋で工事説明会が非公開で行われ、そこでは残土の行き先も運搬経路も決まっておらず、さまざまな疑問や不安の声が出たらしいが、説明会の翌日には工事の準備作業が始まり、週明けには敷地内の樹木の伐採も始まる予定とか)もしかすると工事説明会前の一般質問は最後になってしまうかもしれないと思って、毎回似たようなことを聞いていると言われそうだけど、やはりリニア関連の質問にした。
 住民理解については「村の方から先に住民理解が得られたとすることはない」という答弁。リニア本体工事と道路改良については分けて考えている。松川インター大鹿線については、初日の挨拶の中でも、今示されている改良計画でスタートすることになると思うと述べていた。トンネル新設工事の見積書の提出期限は今月半ばであり、施工業者も決まってきて、こちらの工事説明会は近い段階。リニア本体工事の説明会については、工事説明会の開催が理解と同意かと聞くと、それは違うと。工事説明会で示すとされていることがいろいろあり、そこで出た項目について話し合っていくことになる。理解と同意がなくても、工事説明会はしなくてはならない時が来るという言い方だった。送電線については、これから中部電力の環境調査が行われるので、その結果を待つとのこと。

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