「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

参議院選挙

2013年07月04日 | 非戦・平和・社会
 今日は参院選の公示日で、午前中は友人と一緒に村内の公営掲示板に神津ゆかりさんのポスターを貼って回った。長野選挙区でも、衆院選の結果を受けて、原発、憲法、消費税、TPPなどの課題で一致する勢力の共同候補を出せないかという動きがあったが、社共の政党の壁は厚く、いったんは断念したものの、その後改めて発足した共同の動きの中から神津さんが出てきた。市民派としての立候補だが、社民党が支援する形で、比例区の又市さんと裏表のチラシも回ってきた。「素敵な憲法に乾杯! すべてはいのちのために」というコピーで、憲法9条や96条の改正に反対、原発にNo!、TPPにNo!という主張は、共産党の唐沢ちあきさんと全くダブるし、しかも同じ40代女性ということで女性票も割れてしまうので、一本化できなかったのは本当に残念でならない。

 全国でも脱原発・改憲反対勢力が小政党に分散してしまったままで、合流や選挙協力の動きはあまり進まなかった。衆院選直前にできた未来の党がみどりの風に合流したけれども、みどりの風と緑の党は合流できず、今回もまたどこに入れたらいいのか悩む人が多そうな状況になってしまった。一方で、脱原発政治連盟(緑茶会)という、脱原発候補を選挙区ごとに絞り込んで応援する団体もできた。緑茶会の長野選挙区の推薦候補は神津さんとなっている。しかし、東京選挙区では、みどりの風と緑の党の合流の話がなかなか進まない中で、大河原雅子さんを当選させるために、山本太郎さんに東京選挙区で出ないでくれと言っていたはずの丸子安子さんがみどりの風から立候補、しかも、大河原雅子さんは何と公示2日前に民主党の公認を取り消されてしまい、もちろん山本太郎さんも無所属で立候補しているから、脱原発候補の共倒れが本当に心配な事態になった。こういうことで、有権者はますます誰に投票したらよいか判断がつかず、無力感にさいなまれて、選挙に行く気をなくす原因になってしまう。何とかしてほしいと切に思うけど、とにかく投票率が低すぎるので、そういう無党派の人たちがもっと選挙に行くことで、ある程度は結果は動くはずだとも思う。

 今回も投票マッチングサイトがいくつか開設されている。毎日新聞の「えらぼーと」の設問に答えていったら、私は緑の党、共産党、みどりの風、社民党の順で近かった。でも、日本政治.comの投票マッチングだと、緑の党がその他の政党になって出ていなくて、社民党が最も一致した。設問が違うので、その他の政党との一致度も「えらぼーと」と随分違う結果となった。朝日新聞デジタルでも朝日・東大谷口研究室共同調査というコーナーで政党・候補者のいろいろな課題に対するスタンスを見ることができるほか、政党・比例区候補とのボートマッチもできる。また設問数も多い。朝日のボートマッチでも、やはり緑の党が一番近く、社民・共産、みどりの風の順に一致した。

 緑の党グリーンズジャパンはこれまで各地域で「みどりの未来」として活動してきた人たちが母体となって、世界の緑の党とも連携する市民発の政党として昨年誕生した。世界一高い供託金の壁を乗り越えて、今回が初の国政チャレンジとなる。まだ国会に議席を持つ政党ではないため、マスコミの選挙の記事や世論調査などでも名前が出てこないので、みどりの風とごっちゃになっている人や全く知らない人も多いのではないかと思うけど、公約を見ても、ボートマッチの結果でも、自分の考えに最も近く、何とか応援したいと思っている。

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