「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

地震

2009年08月11日 | 地震・防災
 朝、布団の中で、地震の揺れで目を覚ます。結構揺れてるな、震度3ぐらいかなと思っていたら、つれあいが「初期微動が長い。もしかしたら、どこかで被害が起きているかもしれない」と言う。起きてテレビをつけると、震源は駿河湾ではないか! しかも、長野県南部に震度5弱の表示が出ている。えー?そんなに揺れたかな。もしかして東海地震?と一瞬思ったけど、想定東海地震ならこんな揺れで済むはずがない。(県内の震度5弱は泰阜村だけで、飯田などは震度4、大鹿は震度3だったようだ)
 子どもはいつものように部活動で学校に行く。でも、新幹線も止まっているみたいだし、飯田線は動いているのかしらと思いつつ、カーラジオでニュースを聞きながら駅まで送っていく。つれあいがJR東海のサイトか何かで調べて、止まっているみたいだと携帯で知らせてくれたらしいが、ラジオの音で気付かなかった。でも、そのころにはとっくに動いていたようで、駅には普通に電車がいた。
 本番の東海地震との関係が一番気掛かりだったけれど、取りあえず関係ないらしいとのこと(といっても、直接東海地震に結び付く前兆すべりが観測されなかったという短期的なことの意味らしい。中長期的に無関係かどうかまでは分からない)。本番の東海地震は今回の200倍のエネルギーだという話もあるから、本当にどんな地震になるのかと思うと、恐ろしい。今回でも揺れの大きいところでは震度6弱も揺れて、東名高速の路肩が崩れたり、家の屋根瓦が落ちたり、水道管が破裂したりの被害が出ている。想定東海地震に向けて、ハード的にもソフト的にも備えが十分にできていた静岡県だからこそ、この程度の被害で済んだのだろうと思うと、やはり日ごろの備えの重要性を改めて感じる。

(追記)
 もう一つ気になる浜岡原発は地震で自動停止したそうだけど、5号機の建屋では488ガルも揺れたらしい。使用済み燃料プールポンプ室などで放射線量が数倍に上昇して、プールの放射性物質の濃度が約50倍にたなったとか。その他、制馭棒の駆動装置が故障したり、幾つか地震による故障もあったようだ。柏崎のことを思っても、やっぱり本番の東海地震の前には止まっていてほしい。

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