「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

アバター

2010年02月10日 | その他
 昨日は前期選抜で在校生はお休み。雨の予報だったので、桐林のサンヒルズで12時から練習とのこと。遠いので、送って、家に帰って、また迎えに行くのは、時間とガソリンの無駄なので、今、話題の「アバター」を見に行くことにする。1時から170分ということで、ちょうどいい。平日の昼間とはいえ、世界中で評判になっている映画なのに、観客は6人だけだった。美しい3D の映像が話題になっているわけだけれども、飯田は3Dではなくて通常版。でも、3Dではなくても、十分美しい映像だった。
 日ごろ世間で話題になっている映画を映画館に見に行くことなどほとんどないと、去年「点の記」を見に行ったときにも書いた私だけど、たまたま先日、東京にいる子供と電話で話したときに話題になったのと、北山耕平さんのNative Heartの、最近のツイートをまとめた記事で、「『アバター』は『ダンス・ウィズ・ウルブスの宇宙版』とキャメロン監督が考えていたという記事を読んだし、アメリカ・インディアンのヒトたちのなかからはあまりいい話は耳にしないのだが、ボリビアのモラレス大統領は「反資本主義の映画だ」と絶賛してるという。実際のところどうなの?」「アル・ゴアが「あなたの子供がどうしても不都合な真実を見たがらないなら、アバターを見せなさい」といってる。ぼくは不都合な真実を見て原発のセールスかと思ってがっかりした。おなじことが起きるなら無駄ではないかな?」と触れられていたので興味を持った。
 森と共生して平和に暮らす先住民の聖地の下に希少鉱物資源が埋まっていて、それを掘りたいがために、彼らを力づくで移動させようとするという、まさにアメリカ等で行われてきたこと。美しい森で戦いが繰り広げられ、巨大なシンボルツリーが破壊されたりする光景は本当に悲しく、いかにも侵入者の側が愚かしく暴力的に描かれている。「アバター」を見て、うつ状態に陥る人がたくさんいるという話も、分からないでもない気がした。

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