「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

9月定例会終わる

2011年09月20日 | 議員活動
 12日に始まった9月定例会が今日終了。9月の議会は、先日の日程のところで書いたとおり、決算の認定の議会になる。議案3~9号が一般会計、国民健康保険特別会計、診療所特別会計、水道特別会計、老人保健医療特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計それぞれの決算の認定で、歳入歳出決算書事項別明細書という細かい数字がずらっと並んだ資料の大まかな説明を受け、監査委員の決算審査意見書の報告を聞く。他村の方から、決算の認定は議会全員で一緒に審議すると聞いたけれども、大鹿村では他の議案と同様、総務社教、産業建設の二つの常任委員会に分けて付託される。でも、圧倒的に総務社教に付託されるものの方が多くて、産建の委員会はほぼ半日で終わってしまったのに、総務社教の方は1日半くらいかかっていた。あまりに差がありすぎて、ちょっと申し訳ない気持ちになってしまった。決算については、どういうポイントを見ればいいのかもよく分からなくて、とにかく何に幾ら使ったという数字をひたすら聞いていただけだった。一般会計の決算額は、歳入が22億7993万5667円、歳出が21億9968万8667円、差引額は8024万7000円。翌年度に繰り越すべき財源が4344万7640円、実質収支額は3679万9360円。すべての会計が黒字で決算されている。
 議案第1号「大鹿村消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、消防団員の定員を60人から40人と改めるもの。
 議案第2号「大鹿村税条例の一部を改正する条例の制定について」は、主な内容は、地方税制の改正に伴い、寄付金税額控除の適用下限額を5000円から2000円に改める、罰則規定の強化として過料を3万円から10万円に改める、条文の簡略化の三つ。
 議案第10号は一般会計の補正予算、第11号は国民健康保険特別会計の補正予算、第12号は診療所特別会計の補正予算、第13号は村営水道特別会計の補正予算、第14号は介護保険特別会計の補正予算、第15号は後期高齢者医療特別会計の補正予算。産建では、獣害防止施設設置補助金として100万円、これまでの半額補助を8割補助に、さらに面積要件も撤廃するということで追加補正。これは嬉しい。また、一般質問でも聞いた、22年度に設置した向山・北川牧場の防護柵が破れて補修困難な状況になっているところに新たに防獣ネットを張るのに、工事費として484万9000円、ネット購入代として162万円。鳥ヶ池キャンプ場のトイレ改修を予定していたけれども、水源の水量が不安定なため、水洗化工事を見送るとのことで、700万円の減額。その他、総務の方では、住宅リフォーム促進事業補助金として100万円。文化遺産になる旧小渋橋の解説看板設置に54万6000円等々。
 議案第16号「南信州広域連合規約の変更について」は、副広域連合長「3人」を「3人以内」に改めるもの。
 議案第17号「損害賠償について」は、9月2日の信毎に載った、管理する道路の不備や公用車の事故などに伴う損害賠償について、議会の議決を得ていなかった件について、平成18年~23年の9件、計約52万円について、さかのぼって議決を求めるもの。これについては、追加日程、議員発議の形で、今後、50万円以下の損害賠償については村長の専決処分事項に指定することとした。

 また、今日の本会議の前に全員協議会が開催され、北部火葬場設置基本構想(案)及び候補地の選定についてと、大鹿歌舞伎の秋の定期公演の役割分担について、協議。今年は映画の影響で歌舞伎に大勢のお客さんが来ることが予想されるので、会場準備に朝6時から集まることになった。あと、報告事項として、健全化判断比率及び資本不足比率について、リニア飯伊同盟会・JR東海の協議について、塩川第2堰堤事業について、引の田地区地すべり対策事業について。健全化判断については、赤字額はなく、実質公債費比率も15.6で健全であるとのこと。リニアについては、この間の駅位置をめぐる協議についての話。引の田の地すべり対策工事については、懸案事項として、計画地内に村営水道の水源があるので、水源水量の確保については発注者と協議を行うとのこと。

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