「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

中部電力へ署名提出

2011年04月04日 | 脱原発
 今日は先日のブログに掲載した「浜岡原発の稼働を即刻止めるための要望書」に賛同いただいた署名用紙を持って、大鹿の山奥から車5台で名古屋の中部電力本社へ。飯田界隈から来てくれた人、名古屋近辺の人など、集まった人は子どもたちも入れると約70人。署名用紙を数えたら、全部で6527筆にもなった。2週間足らずの期間に、ネット署名などではなくて、一人一人紙に書いていただいての6527人分というのは、すごい数だと思う。村の友人たちは本当に村内を1軒1軒訪ね歩いて話をしながら書いていただいていた。
 予想外の大人数に膨らんだけれど、全員中に入れていただいて、広報の方と総務の方のお二方に要望内容、さらに子どもたちからのメッセージをお伝えして、1000筆ずつ綴じた署名用紙を手渡す。
 その後、中電側から資料を渡されて、今回の地震を踏まえた浜岡原子力発電所の対応事項について、浜岡の場合は砂丘が堤防になっていること、さらに津波に備えて高さ12m以上の防波壁を造る予定であること、たとえ浸水しても防水壁、防水扉などで建屋に水が入らないしていること、非常用ディーゼル発電機をさらに高台にも用意する等々、いかに「安全」であるかという説明を受ける。それに対して、みんな次々に質問を浴びせるものの、「安全に運転する」という公式見解。子どもが「便利で危険と不便だけど平和のどちらがいいと思いますか?」と聞いた質問に対しても、「平和で安全」と答えて、質問した子どもは答えになっていないと不満顔。
 私たちのような申し入れは、周辺自治体をはじめ、いろいろなところからたくさん寄せられているそうで、広報の担当の方は日々対応なさって、答え方も決まっているのだろうと思う。温暖化対策の名の下に国策として進められている原発をめぐって、ここで広報の方とけんかしても仕方ない。たとえシビアアクシデントを起こさなくても、使用済み燃料→廃棄物処理の問題など、原発はたくさんの問題を抱えている。中部電力は原発依存率が低く一番脱原発をしやすい電力会社であり、ぜひ先頭に立って原発をやめてほしいというお願いをして、最後は「中電頑張れ」とエールを送って終わる。

追記 
 呼び掛け人である友人からの報告はこちら。提出期限をもう少し延ばすそうです。
 こちらは飯田から参加してくれた方の報告。もっと詳しい。
 

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2 コメント

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感謝いたします。 (emi)
2011-04-05 08:10:44
署名活動、ありがとうございました。
勇気と元気をいただきました。
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Unknown (Aki)
2011-04-06 07:48:07
本当に呼び掛けてくれた友人に、私も感謝!です。
提出後も送られてくるので、5月末まで継続して集めて、また中電に持っていくそうです。
中電がやめられないのは国策だから。
国策を変えるには、国民の世論を高めていくしかありません。
みんなの力を合わせて、何とか危険な原発を止めたいですね。
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