「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

大西山・植物観察会

2012年05月19日 | 田舎暮らし

 今日は伊那谷自然友の会と大鹿の100年先を育む会共催の自然探索いきものツアー「大西山登山・植物観察会」が行われた。天候に恵まれ、すがすがしい新緑の中、とても心地よい山歩きを楽しみながら、いろいろな植物の観察もできた。大西山の山頂は、写真の崩壊地の上ではなく、左の方のピークになる。林床は鹿に食べられてしまっていて、あまり草はなく、主に樹木を見て歩いた。イヌブナやシナノキの実生の芽生えがたくさんあって、かわいらしい。キビタキやオオルリ、ヒガラ、サンショウクイなどの鳥の声も。

 大西山の登山道は展望はあまりないと聞いていたけど、標高の高いところはまだ芽吹きの状態で、木々の間からも結構南アルプスの姿が楽しめた。


 山頂の手前には展望の利く場所があって、南アルプスの北岳から赤石岳までがずらっと見渡せる。


 山頂は展望はない。1741メートル。ここは大鹿小学校の高学年が遠足で登っているところで、子どもたちの登頂を示すプレートが2枚ほど残っていた。


 帰路、登山道を外れて、カツラの大木を見にいく。急斜面を滑りそうになりながら下りていくと、大きな木が何本もあったが、この木が一番立派だった。大きくて全体が収まらない。




 植物を見ては「これ何?」と立ち止まりながらの道中だったので、標準的なコースタイムよりだいぶゆっくりで、朝9時から歩き始めて、車に下りてきたのは6時近かったと思う。とても充実した一日だった。参加者の中には大鹿保育園の年長さんの子もいたけど、とても元気に歩いていて、みんなに感心されていた。

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