「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

一般質問

2015年09月11日 | 議員活動
 9月定例会が9日から始まり、昨日が一般質問だった。今回は5名が一般質問を行い、最初は私がリニア変電所への送電設備について、おおしか創生総合戦略の策定について。次に北島議員がリニア工事で住民の理解と同意を得ることについて、3番目に齋藤議員が野良猫の対策について、草刈り作業について、4番目に東村議員が環境美化運動に関連して、ふるさと納税の新媒体活用の経過について、最後に秋山議員が6市町村による国道152号線の改良整備要望活動について、各地域の温度差を考え大鹿が中心の働き掛けについて。

 私の一般質問の通告内容は、
1.リニア変電所への送電設備について
 リニア変電所への送電設備について中部電力より鉄塔が建ち並ぶ架空線による計画が示されている。これは「日本で最も美しい村」の大切な景観を大きく損なうもので、村としても地中化を求め続けてきたし、多くの村民も地中化を求めていると思うが、中部電力はコストや故障時の復旧に時間がかかることなどを理由に架空が適切との姿勢を崩していない。高圧線下の電磁波も気になるが、架空線の計画で村民の「理解と同意」を得られるとお考えか。村長自身のお考えは? 対策委員会だけでなく広く村民との丁寧な話し合いの場が必要ではないか。

2.おおしか創生総合戦略の策定について
 おおしか創生総合戦略策定会議が発足し、全村アンケートも実施されたが、策定会議の名簿を見ると、地域おこし協力隊など若い男性は委員に入っているが、若い女性を増やしたい戦略であるはずなのに、若い女性は入っていないようだ。全村アンケートで幅広く意見を吸い上げられればよいが、回収状況はどうなっているか。多くの村民に関心を持ってもらって、普段なかなか表に出てきにくい声なき声を拾い集める工夫がもっと考えられないか。

 送電線については、対策委員会でもいろいろな意見が出ており、まだまだ検討を行っていく必要がある。村長自身も地中化を求める気持ちに変わりないとのことだった。
 北島議員の質問に対しては、契約手続きはJRの判断で始められたが、工事の着工についての理解と同意をJRが決めることは認められない、今後も要望をし、説明を求め、対策を求め続けていく、それを繰り返していく中で、一定の判断をどこかですることはあるといった言い方だった。(メモは不正確なので、後日ケーブルテレビで要確認。信毎は「リニア建設 大鹿村とJRの同意「JRが判断」認めぬ姿勢 村長、村会一般質問で」という見出し、南信州新聞は「協議重ね「一定の判断ある」同意の時期で大鹿村長」という見出しだった)

 ふるさと納税については6月議会の一般質問の際にインターネットを活用して手軽にできるようにするという話だったが、その後7月31日から楽天市場で始めたとのこと。郵送により申込書のやりとりを要した4~8月で20件だったものが、ネット活用後1か月で156件と飛躍的に増えたそうだ。
 大鹿村のふるさと納税はこちら。ブルーベリーが好評のようだ。(しかし、せっかく楽天市場を利用し始めたのに、役場ホームページのふるさと大鹿応援寄付金のサイトからまだリンクしていない泣)