「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

12月定例会終わる

2011年12月20日 | 議員活動
 13日に始まった12月定例議会が今日閉会した。とはいっても、14日に常任委員会での審議はすべて終わっていて、15日の一般質問が終わった後、昨日までは自宅待機と言われていたものの、特に何も用事はなかったので、気分としては、15日にほぼ終わった気になっていた。
 今回は報告3件、議案が6件、請願1件、要望書が5件来ていた。報告第1号は平成23年度の定期監査報告で、23年度上半期の事業の執行状況などの報告があった。報告第2号は専決処分事項の報告で、これは9月の議会のときに専決事項に定めた損害賠償の件で、草刈り作業でけがをした方への支払い。報告第3号は一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の専決処分で、これは人事院勧告に基づいて給与を若干引き下げるもの。議案第1号は大鹿村暴力団排除条例の制定について。これは長野県の条例を基に、下伊那郡下統一の条文で制定するもの。議案第2号~第6号は一般会計、国保特別会計、診療所特別会計、水道特別会計、介護保険特別会計の補正予算。歳入では、映画の関係で博物館・ろくべん館の入館者が増えた分が45万6000円計上されていた。11月末までで昨年比800人くらい増えたそうだ。歳出の方では、「大鹿歌舞伎」を商標登録するための出願費用手数料が盛られていた。その他、細々としたもので、議案はすべて可決。請願は介護職員処遇改善交付金の継続を求めるもので、これは採択となり、意見書を提出。要望のうち2件は青木地区から、堆積土砂の除去や地すべり工事に関するもので、共に採択。あとの3件は、長野県建築士事務所協会、飯田建築設計監理協会から来ているもので、最低制限価格の設定や耐震診断・耐震改修に関するものなどで、資料配付のみとなった。
 そのほか、産建の委員会の中では、地域起こし協力隊のお一方のこれまでの成果についての説明があり、来年の2月くらいに報告会を行いたいという話や、過疎対策工場、木工館の話や、里山組合の話をいただいた。木工館も来年は形が見えてきそう。

 また、今日は全員協議会が行われ、総合計画の説明会のときに住民から出た意見の概要の説明や、旧小渋橋が登録有形文化財指定を受けたが、その登録証とプレート板が届けられたこと、過疎対策工場の施設賃貸契約が結ばれたことについて、事業内容などの説明。これは岡山の方が古材や古材加工品の販売、流木加工品販売、カラマツ材使用の商品化などを考えているそうで、先般、解体された農協の建物の材なども確保しているとか。あと、北部火葬場の検討状況の報告で、5か所の候補地が決まったとのことで、その場所の説明などがあった。
 その他の中で、図書館の検討状況がどうなっているか伺う。1月にも検討委員会を立ち上げて具体的な検討に入りたいとのことだった。また、最近、長野県でも給食の放射能検査を行うとの報道があったが、大鹿ではどうなっているか伺ったところ、県では250万円くらいの測定器を4台購入するそうで、大鹿でも県に申し込みをしているとのこと。また、中部公衆医学研究所で小中学校などの給食の放射性物質測定を無料で行ってくれるそうだがと伺ったら、中学校の給食について、1月下旬ごろ測ってもらうことになっているとのことだった。