「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

謹賀新年2011

2011年01月01日 | 田舎暮らし
 あけましておめでとうございます。
 わが家は息子が受験生、つれあいは締切の過ぎた原稿に追われ、どちらも全く正月気分ではない様子。例年なら新年は家族で上京して、双方の実家に行っているけれども、今年は二人ともそれどころではないというので、明日、私一人で日帰りで行ってくる予定。そうはいっても、今日は一応、地域の新年会ということで、みんなで近所の友人宅へ。
 
 去年は保坂展人さんに来ていただいて沖縄の話を聞く集まりを持ったことあたりをきっかけに、それまで仕事と子どものお抱え運転手で、あまり出歩くことのできなかった生活から一歩踏み出した年となった。子どもが部活を引退した夏以降は週末に自由に動けるようになって、気功の合宿、いろいろな講演会にと随分出掛けた。特にリニア新幹線の問題が国の審議会で議論が始まり、Cルートでほぼ決定のような流れになってきたことから、周囲でも急速に関心が高まったような感じがする。飯田の学習会には会場いっぱいの人が集まり、大鹿でも若い世代の人たちが中心となって、村内で3回の学習会を行ったり、賛成、反対を問わず、いろいろな人の声を集めて回り、直接、村長に届けたりするような活動を行っている。近々、飯田の推進派の市議の人たちとの懇談会も予定されている。彼女たちは「大鹿の100年先を育む会」という会を立ち上げ、リニアの問題に限らず、村の将来をみんなで考えながら、さまざまな地域起こしの活動を行っていきたいとのことで、私も参加させていただくことにした。
 リニアについては、現在、審議会の中間とりまとめが発表されて、またパブリックコメントを受け付けている(詳細はこちら。1月14日まで)。夏にも出したし、大筋は同じ内容になってしまうけど、また出せたらと思っている。パブリックコメントというと、「遺伝子組換えダイズの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集について」というのも非常に気になるけど、ちゃんと資料を読んだりする暇はなさそう。

 今年は、春には下の子も進学で家を出ることになる。大人だけの生活になると、寂しくなるだろうなと思う反面、時間的に自由が利くようになると思われるので、いろいろ行きたいところもあるし、少し動き回りたいと年賀状にも書いた。山にも登りたいし、地域の自然のことなどももっと勉強もしたいし、生活の仕方を少しずつ変えていけたらいいなと思っている。なので、あちこち出没するかもしれませんが、よろしくお願いいたします。