「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

捨てる

2007年12月30日 | 田舎暮らし
 去年の暮れ、何年もしまい込んであった大量の羊の毛を処分した話を書いた。先日、農協で買い物をしていたら、やはり当時緬羊を飼っていた人から「羊の毛が要らんか」と声をかけられた。緬羊が村からいなくなって、もう7~8年になるが、やっぱりいつか何かに使えると思って、捨てずに取ってあるんだなと思った。大体、田舎の家は広いし、物置だの蔵だの収納スペースは幾らでもあるから、何かの使い道があると思ったら、もったいないから基本的に捨てないで取っておいてしまう。さらに、最近はごみを捨てるのにも分別がやたら細かくて厄介になったので、ますます捨てられない。
 私も本当に捨てられない人で、うちの物置にはスーパーバッグだの、紙袋だの、空き箱、空き缶、びんだの、大量に取ってあった。さらに何年も前の小豆だの、金時豆だの、梅酒だの、梅干しだのがしまい込んだままになっていた。今年はそこにネズミが侵入したので、もう放っておくわけにはいかない。どんどんゴミ袋に放り込む。そうしたら、さらに奥から緬羊の飼料用のビーツだのライ麦だのソルゴーの種子まで出てきた。どうやら、そこら辺にネズミが引き寄せられたのかな(一体何年前のだ?!)。まだまだ全部片付けるにはほど遠いが、取りあえずネズミが巣を作っていたあたりは、ようやく何とか少し片付いた。
 整理・片づけについて書いてあるものを見ると、大抵まず捨てろと書いてある。いくらもったいないからといって捨てずにいても、利用せずに、ただしまい込んであるだけでは全く意味がないし、まして虫やネズミの発生源になったりするんじゃお話にならない。また機会を作って、続きの大処分大会をしなくては。