「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

風力発電計画、市長が反対表明

2006年12月22日 | 田舎暮らし
 1か月ほど前に書いた伊那市の入笠山・鹿嶺高原周辺の風力発電計画に関して、計画反対・推進の陳情書について先日の伊那市議会で審議された。18日の総務委員会で4対3の僅差で計画反対の陳情が採択されたと思ったら、今度は20日の本会議では、逆転して11対14で不採択、推進を求める陳情のほうが14対11で採択されてしまった。
 と思ったら、そのあとの全員協議会で、今度は市長が計画に同意しない意向を表明したそうだ。市長が反対だったら、とりあえず計画は中止になると考えていいのかな。周辺市町村と南アルプスの世界遺産登録に向けた推進協議会づくりを進めていることも影響を与えたとか。反対署名も4万ぐらい集まったそうだ。
 
 昨日の信毎の記事には、「三峰川電力の酒井宗二社長は『市議会の対応が民意と考える。今後も事業化に向けた調査を淡々と進めたい』と話している」とあったから、まだまだ安心してちゃいけないのかもしれないけど、とにかく景観上も、災害の観点からも、非常に問題が多かった計画がストップしそうなことを、まずは歓迎したい。