BMWの新型X3には、プラグインハイブリッド(PHEV)の「30e xDrive」もそのラインナップに加わっている。
「30e xDrive」は、2.0リットルの直列4気筒ガソリンエンジンと、8速ステップトロニックトランスミッションに統合された電動モーターを組み合わせたPHEVシステムを搭載している。システム出力は最大で299hpに達する。
EVモードでの走行可能距離は、最大90kmである。日常的な使い方であれば、1日で90km以上走ることは、私の場合稀である。1年間の走行距離は約20,000kmで、1年365日、毎日車には乗るから、平均すると1日当たりの走行距離は55km程である。
日常ユースではEVモードで走行し、旅行など遠距離を走る時はガソリンエンジンの出番となる・・・という使い方ができる。
今までのところ、自宅以外の充電で困ったという経験はないが、これから国内のEV車の台数が増えてくると、充電スポットに立ち寄ったが、既に使われていて長い時間待たざる得ないという経験をする可能性もあるであろう。
その新型X3のエクステリアデザインに関して、賛否両論が出ているのが、キドニーグリルの「斜めバー問題」である。
従来、キドニーグリルの中は縦のバーが均等に並んでいた。
しかし、ここに来て、縦のバーと斜めのバーが混在するデザインに変更されたのである。
X3のキドニーグリルは面積が大きい。そのため、この斜めのバーの存在がとても大きく感じられる。
個人的には「どうなんだろう・・・今一つ印象は良くないけど・・・」と思った。
「こういった新しい意匠は、目が慣れないうちは違和感があるのかも・・・慣れの問題かもしれない・・・」とは思うが、第一印象はあまり良いものではなかった。
もう一つ意外だったのが、デイタイムランニングライトの形状である。L字二つで構成されたものが採用されている。
最近BMWのデイタイムランニングライトは新型5シリーズに代表されるように縦の2本で構成されていたので、新型X3も同じものが採用されると思っていたのである。
L字が二つ並んだデイタイムランニングライトが、今後は順次採用されるのか否かは不明であるが、確かに印象は大きく変わる。そういう意味では新しさを感じさせるエクステリアデザインである。