Audiは、今後モデル名に偶数の数字が付くモデルはEVモデル、モデル名に奇数の数字が付くモデルは内燃機関を積むモデルとして展開していくようである。
それはSUVモデルを展開するQシリーズも同様で、Q4、Q6、Q8はEVモデルとなる。Q3、Q5、Q7は内燃機関を積むモデルとなる。
そのQシリーズの偶数モデルのうちもっと新しいモデルが、Q6 e-tronである。
そのエクステリアデザインは、最新のAudiの方向性を示すものであるが、モダンでクールな質感に溢れている。
特徴的なのは、フロントライである。メインのライトは目立たない形で配置されていて、幾つかのパターンから選択でき複雑な光り方をするデイタイムランニングライトがやや高い位置に配置されている。このようにメインライトとデイタイムランニングライトをセパレートするのは、最近の車のデザインにおいて流行っていて、同じプラットフォームを共有するポルシェ マカンも採用している。
サイドから見た時には、柔らかなフォルムがエッジと絶え間なく絡み合い、静止した状態でもダイナミックな印象を与える。
Audiのデザインアイコンであるシングルフレームグリルは完全にクローズされていて、その両脇には立体的な形状のサイドエアインテークが配置されて、特徴的な造形を作り出している。
ダイナミックに引き締まったリアは、SUVらしい力強さを生み出している。横に一直線に繋がる連続的なライトストリップを備えていて、最近のカーデザインの潮流に沿ったものである。
YouTubeでは海外のチャンネルでQ6 e-tronの動画が次々に上がっていて、それらを観てみたが、その質感はかなり良いもののようである。
現在、EVモデルであるBMW iX3に乗っている私にとっては、とても気になるモデルである。
日本への導入は、来年になるかもしれないが、是非とも試乗してみたいモデルである。