AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

ガメラ対ギャオス

2007年02月13日 | ノンジャンル


 ガメラ対ギャオス。ガメラはその名前のとおり巨大な亀の姿をした怪獣で、火炎を噴射するのが大きな武器である。本物の亀のように手足を甲羅の中に引っ込めることができ、そしてその手足を引っ込めた状態でで空を飛ぶことも可能である。

 一方ギャオスはコウモリをモチーフにした怪獣で、直立歩行が可能。前足が翼となっている。翼はコウモリのような形をしている。口からは何でも切断する300万サイクルの超音波メスを発射する。この超音波メスが何でも切り刻んでしまう様子が見ていて結構気持ち良い。

 この両者の戦いはゴジラ対ラドン同様、怪獣ものの名勝負のひとつである。我が家でもその怪獣大勝負を思わせるような一大勝負が今リスニングルームで行われている。その一大勝負とは、アレグロ対ドリームである。

 どちらも定評のある電源ケーブルである。この対決を経験するのは2度目である。一度目はAkimitsuさんのお宅で経験した。このときはアレグロの圧勝であった。しかし、そのときのドリームはバージョンが違うようで、色合いも白っぽい色であった。さらに今回お借りしたドリームは「DREAM PRE」と明記されており、プリアンプ用である。デジタル用・プリアンプ用・パワーアンプ用とその用途ごとに区分されているようである。

 先日、MESSAさんからメールをいただき、ダイナで自宅試聴可能のDREAMが1本あるという情報を入手した。もう一度アレグロとの聴き比べを自宅で体験したくて、貸し出し申し込みをしたDREAMが我が家に届いたのである。

 DREAM PREと明記されているので、やはりプリアンプで試したいところ。我が家のプリアンプ、VIOLA CADENZAにはアレグロがつないである。そこでこのアレグロをはずしてDREAMに変えてみるのであるが、その結果はいかに・・・

 アレグロはガメラ、ドリームはギャオスといったイメージなのであるが、ガメラ対ギャオスの映画のようにガメラが勝利をおさめるのであろうか?アレグロはプリにつないだ状態で相当期間経過しているので当然有利である。その辺は多少斟酌しなければならないが、借りれる期間は1週間しかないので、短期決戦である。

 その最初のインプレッションは明日にでも・・・
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RCA端子

2007年02月12日 | ノンジャンル
 税抜き価格7,944円。消費税397円。税込金額8,341円。今年になって購入した二つ目のオーディオ関連商品の店頭購入価格である。今年最初に買ったのはCDを消磁するRD-3という商品。迷い羊さんのところで、その効果のほどがはっきり分かったので、取り急ぎ購入したものである。

 このRD-3はCDをかけるた前にいちいちCDを載せなければいけないのがネックであるが、それが習慣になってしまえばどうということはない。一旦使い始めると、CDをRD-3に載せてからでないと、音だししたくなくなるのである。

 そして、今年二番目に購入したオーディオ関連商品は、空いているRCA端子に差し込むショートピン。先日hadesさんのお宅でのOFF会の際に見かけたものである。空いているRCA端子はそのままにしておくとアンテナのようになってノイズが入ってくる可能性があるとのことで、このショートピンを差し込むことによりノイズの混入を防ぎ、SNが良くなるようである。

 先日サウンドクリエイトのイベントに参加した際に、ダイナミイクオーディオ5555 1Fのアクセサリーコーナーにも寄ってみた。すると空きRCA端子に差込むショートピンのような製品が二つあった。一つはカルダス製でもう一つはアコースティックリバイブ製。

 見た目的にはカルダス製の圧勝である。しかし、プリアンプの裏面に差し込むもので、普段目につくことはまず無いので、見た目は大して重要ではない。値段はカルダス製は1万円を超える。アコースティックリバイブ製よりも2,000円以上高い。

 原理は同じであろうからと安い方を購入。プリアンプの空いているRCA入力端子に差し込んでみた。モーツァルトのバイオリン協奏曲で差し込んだ場合と差し込まない場合との聞き比べをしてみた。

 「これは劇薬だな・・・取り扱い要注意である。」集中力を持って耳をすまさなければ分からない程度の変化度合いであろうと、高を括っていたのであるが、相当な影響度がある。

 くっきり、ぱっちり、包み隠さず出すものは出すといった音に早変わりである。直間比率で言えば直接音の比率とクオリティがぐいっと上がるのである。良い面もあるが、音の浮遊感が吹き飛ばされる可能性もある。

 ジャズではどうであろうか、ということでピアノトリオを聞いてみる。これは相性が良いようである。ドラムのバスドラはずしっと質量感が増える。ウッドベースの質感も押し出しが強くなる。

 これは良くも悪くも効く。想像以上である。8,000円という価格であるが、そのインパクト度は結構高い。しかし、オールマイティに良いとはいえない。しばらく使ってみると機器になじんできて、効果のほどが変化してくるかもしれない。

 もしかしたら、見た目重視でカルダスのものにしておいたほうがよかったのであろうか?あるいはカルダスも買って使い分けるとか・・・いずれにしても空いているRCA端子の取り扱いでこれほど音の質感に変化があるとは・・・
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NINKA

2007年02月11日 | ノンジャンル


 昨日のサウンドクリエイトのイベントは、和田博巳氏を講師に迎え、ジャズ・ロックを中心にレコードの録音技法の変遷や地域性の違いなども織り交ぜての楽しい一時であった。

 ハリー・ベラフォンテから始まりビートルズ、ローリンストーンズ、レッド・ツェッペリンなどのロックやマイルス・デービス、アート・ペッパーなどのジャズなど幅広いソフトから選曲されていて、曲と曲の間の解説も興味深い内容であり、2時間が短く感じられた。

 前半はLINN AKURATE212を使用し、後半はPIEGA TC70Xに変更された。印象的だったのはPIEGA TC70Xであった。上記の写真のとおり細身のトールボーイタイプ。オールアルミのエンクロージャーとリボントゥイーターが特徴である。

 細身のわりには低音も比較的しっかり出ていた。中高域はリボントゥイーターらしい抜けきりの良い鮮度感があり、空間の透明感がアップした印象を受けた。センターポジションでもなく、広い部屋とはいえ、30名近くの人間が座っているので、確かな音質評価は定かではないが、良い印象を受けた。

 写真のとおりセッティングも一工夫されており、センス良く考え抜かれた内装や小物の配置などとともにすてきな空間を造り上げていた。

 イベント終了後、6階の試聴室へも行ってみた。なんと部屋の形が細長めの八角形。その両サイドにスピーカーがセッティングされていて、センタ-位置のソファをくるっと回すことによってリバーシブルに2系統のシステムの音が聴けるようになっていた。おもしろいアイディアだ。

 最初はLINN NINKAで1曲聴いてみた。LINNのCDプレーヤとTRIGONのプリメインアンプで鳴らされていた。これが美しく、心にしみ込む感じの良い響きであった。ワイドレンジでは決してないのであるが、音楽に心地良く浸れる。「これでいいんだよな~」としみじみ思ってしまう。

 ソファーをくるっと反転して逆サイドのシステムでも同じ曲を聴いてみた。こちらはオールLINNのシステム構成。アンプがセパレートになり、スピーカーの値段もぐっと上がって、AKURATE242がすっくと立っていた。こちらは情報量やエネルギー感がアップし、オーディオ的なレベルはぐっと上がる。

 しかし、何となくNINKAのさりげない上質さの方に軍配を上げたくなるような気分であった。肩肘を張らずに、心から音楽に入ってゆけるようなたゆたい感がNINKAにはあったのかもしれない。
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サウンドクリエイト

2007年02月10日 | ノンジャンル
 サウンドクリエイト・・・秋葉原にあるオーディオショップの名前である。その響きからしてなんとなく洗練されたものを感じる。オーディオ雑誌などに掲載されている試聴室の写真を見る限り、オーディオショップなのかインテリアショップなのか判断に迷うほどにハイセンスな空間造りがなされている店である。

 今日は初めて、サウンドクリエイトに行ってきた。StereoSound誌などで有名な和田博巳氏を講師に向かえ、ジャズ・ロックを聴きまくるというオーディオイベントがあったので、ハンコックさんと連れ立って参加してきたのである。

 ハンコックさんは以前一度サウンドクリエイトに行かれたことがあるということであったが、一度行かれたことのあるハンコックさんでも店の場所が分からなくなってしまうほど分かりづらい場所にある。というか、知っていなければオーディオショップがここにあるとは外観からは全く想像が付かないビルにサウンドクリエイトは入っているのである。

 そのビルの2.6.7Fの3フロアを店として使用している。その店内の様子はまさに高級なインテリアショップを思わせるほどに室内のデザインや設置されている家具や小物にまで神経が行き届いたモダンな印象である。オーディオを売っているのであるが、オーディオ機器を含めたトータルとしての空間をプロデュースして売っているというコンセプトを感じた。

 そしてLINNやPIEGA、OCTAVEといった清楚でシャープなラインを有するメーカーもものに限定して取り扱っているようで、統一感がある。また店員の方もその店の様相に相応しい雰囲気を持った方ばかりで、特に3名いらっしゃる女性スタッフの気品ある美しさには、オーディオ機器はどうであれ、女性スタッフに会いにくるためだけでも、試聴の申し込みをしたくなるほどである。

 落ち着かない様子できょろきょろ店内の様子を伺っていると、イベントの準備が整ったということで2階の大きな試聴室に案内された。30畳以上ある広い部屋である。そしてその内装やデザインの素晴らしさは、非日常的感覚に溢れ、夢の世界にワープさせてくれる感じである。しかし、デザイン優先の場合、音のほうがいまひとつとなってしまう危険性がある。
 
 聞くところによると、最近内装を大改装したそうである。それはデザイン性のレベルを保ったまま音質面での改良やレベルアップを図るためのものであったようで、改装後の音は飛躍的に良くなったそうである。つまり、見た目のみではないようだ。

 イベントは大盛況で30名近く入っている。これだけ人がいると、はっきりいって暑い。時々エアコンで冷風を送ってくれていたが、のぼせるくらいであった。和田氏の人気の程が伺える。駆動系はLINNで固められていた。LINNとPIEGAのスピーカーを使い、和田氏の真摯な語り口と巧みな構成によりイベントは滑らかに進んでいったのであるが、その詳細は明日にでも・・・
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微調整

2007年02月09日 | ノンジャンル
 アイポッドをしながら道路を横断していると、周囲に対する注意力が散漫となり、交通事故にあう可能性が高くなる、という報告がある。そこで、道路を歩く際にアイポッドを聞くことを禁じる法律がアメリカで真剣に議論されているというテレビニュースを見た。確かに因果関係はあるのかもしれないが、「そこまで規制する必要があるのだろうか?神経質過ぎないだろうか?」という気がしなくもない。

 「気になりだすと、どうしても気になる。」ということは、オーディオにはよくあることである。あまりに神経質なオーディオはしたくないというのが本音なのであるが、やはり検証してみたくなるもの。

 ということで、昨日に引き続きパワーアンプとその背後の壁の間隔をメジャーを使って測りながら、音の違いを聴き比べてみた。

 昨日までのセッティングでは、その間隔は24cmであった。これを一気に21cmまで縮めてみた。電源ケーブルは壁に押し付けられてかなりきつきつな状況である。音はというと、かなり質量感が大きくなり、音が筋肉質になった。ぐりぐり感がアップ。しかし、やや重い印象。中高域の抜けがいまひとつ・・・

 そこでそこから2cm刻みで壁から離していく。離していくにしたがって、音にすっきりした感じが出てくる。27cm以上はなれてくると、音に冷たい印象が滲み出てくる。低域から中高域に重点がシフトしていき、音の土台が細る。

 結局25cmのところで落ち着いた。ついでといってはなんだが、ラックにおさまっているプリアンプとその背後の壁の間隔も気になってメジャーで測ってしまった。どうしても気になって、少し前後に移動してみたが、やはりというか当然なのか音に変化がある。

 あんまり、のめり込むと煮詰まって訳がわからなくなってしまうので、適当にこの辺かなというところで止めておいた。また、時間があるときにトライしてみたい。
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