AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

朝聴き

2007年02月27日 | ノンジャンル
 夜遅く帰ってきてからは、オーディオで音楽を聴こうとしてもなかなかうまくいかない。心身ともに疲れているので、少し経つと猛烈な眠気が襲ってくるからである。

 その点朝であれば、リフレッショされた充電式乾電池のように元気であるので、丁度いい。事務所へ向かうために自宅を出るのは大体8時15分頃、朝少し早く起きると多少の空き時間を作ることができる。

 今日はそうして、朝の多少の空き時間を利用して、オーディオを少しばかり聴くことができた。聴いたのは最近の一番のお気に入り。エルガーのチェロ協奏曲。ソリストはDANIEL MULLER-SCHOTTでANDRE PREVIN指揮OLSO PHILHARMONIC ORCHESTRAとの共演である。

 このCDは通勤の車の中でNHK FMを聴いていて、たまたま出会ったのであるが、とても印象的な演奏であり、録音も良いように感じる。この人のチェロの音は情感が深く、そして繊細で、聴いていてグッと惹き込まれるものがある。

 第一楽章を聴き終えて、もう少し音の立体感が出ればという印象を受けたので、ついつい微調整したくなった。そこで一度はずしてしまいこんだアコースティック・リバイブのショートピンSIP-8を取り出す。RCAの空き端子は4組8個。これを全てSIP-8でふさぐと、音の繊細なニュアンスが吹っ飛ばされる。しかし、空き端子のうち1組のみ、あるいは2組のみの使用であればどうなのであろうか、カルダスのプラグキャップとの併用はどうなのであろうか・・・?

 ということで、少しばかり試してみた。時間がそれほどないので、結論を出すことはできなかったが、ちょい聴きではSIP-8を1組のみ、その他の3組はガルダスという併用方式の印象が良かった。しかもSIP-8を使用する位置は、使用しているXLR端子から一番遠いポジションが良いようである。

 「朝からこんなことをしている自分っていったい・・・」と思わずに入られなかったが貴重な数十分を過ごすことができた。
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