おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

睡眠について

2021-10-16 10:46:50 | 日記

 ネットニュースを見ていたら、「婦人画報」に掲載された認知症についての記事が転載されていた。認知症全体の7割をアルツハイマー病が占め、15〜20年をかけて発症することから、60代後半から発症すると仮定すると40代から病気の芽が大きくなるという。

 その原因は脳内にあるタンパク質が蓄積して行き、それが神経細胞を損傷して脳萎縮が起こるらしい。その予防にはまず生活習慣を見直すことが必要とあり、肥満、糖尿病、高血圧、歯周病などの生活習慣病が認知症と密接なつながりがあることから、これを避けなければならない。

 と、ここまで読んで、この1年、せっせと歯医者に通い歯周病の治療をして来た甲斐があったと、ちょっとホッとした。とりあえず肥満、糖尿病の気配はないので、気をつけるべきは歯周病なのである。

 が、その先に睡眠と認知症についての記述もあり、睡眠不足が悪者のタンパク質を溜め込む要因にもなるとなって、再び心配の種が芽を出した。というのも、成人には6~9時間の睡眠時間が必要という説があり、僕の睡眠時間は若い頃から全然足りていないからである。

 睡眠をウィキペディアで調べてみると、歳を取るとともに早寝早起きになって行くのは1日のリズムを図る神経細胞が加齢とともに減少するからという。それにより睡眠時間がどんどん前倒しになって行くのだ。とは言え、放っておけばそのうちひと回りして元に戻りそうだが、そうは簡単には行かないようだ。

 認知症にならないための質の良い睡眠を取ろうと思えば、人類が長い時間をかけて今の体を作り上げて来たことを中心に考えなければならない。現代人の多くが不眠症に悩まされているというが、産業革命以後、8時間労働が当たり前のようになったことが、人間のリズムを壊している恐れもあるという。というのも、産業革命以前の人々の暮らしは、日没後数時間眠り、夜中に起きて再び活動し、日中もう一度寝るということも当たり前にあったようだ。スペインやイタリアの昼寝の習慣などは、その名残りかもしれない。

 睡眠時間というのは、個人差が大きい。中にはショートスリーパーという人たちも確かに存在するようで、まったく睡眠を取らなかった人がいることも広く知られているという。そういう人がいることを思えば、毎日4、5時間は寝ている僕などは、ショートスリーパーとも呼べないのかもしれない。

 さて、質の良い睡眠を取るにはどうしたらいいのか。それは起きたらしっかり日光を浴びることである。日光を浴びた後は1時間以内に食事を摂り、就寝の数時間前には運動や入浴などで体温を上げ、睡眠の30分から2時間前から照明をしっかり落としておくのが良いとされている。メロトニンやらセロトニンといった脳内物質を出すのが大切になるらしい。

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